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ロマンス手帖

ハーレクインロマンスなどの海外のロマンス小説の感想ブログ。あらすじの紹介です。多少のネタバレあり。

ペニー・ジョーダン『ジェシカの愛情研究』を読んだ感想

ペニー・ジョーダン『ジェシカの愛情研究』を読んだ感想

開業医ライルと心理学研究者ジェシカのロマンス。

 

両親が離婚したトラウマでジェシカは恋愛結婚に否定的。姉が結婚生活で苦労をして半ノイローゼ。その矛先がジェシカに向かってます。

 

 

どうやら、姉は義兄とジェシカが不倫をしてると疑っているらしいのです。ジェシカは事実無根と姉に伝えているものの、義兄の方は浮気する気満々!半分病んでる姉に、強くでることもできず悩み中。

 

 

そんな時、姉が「ジェシカ!あなたが結婚してくれたら、浮気をしてないって信じるわ!」

 

 

恋愛結婚に否定的なジェシカは、見合い結婚もいいかも!これはいいアイディア!「夫募集」の広告を出すことにしたのですが・・・・

 

 

彼女の広告に応募してきたのは、いつもプリプリおこってるドクターライル。色々訳ありライルとジェシカの不思議な結婚生活を描いたロマンスです。

 

 

愛情なんて、一次的な肉体的に惹かれているに過ぎないと一刀両断するジェシカの愛情研究の学説は正しいのか!

 

『ジェシカの愛情研究』を読んだ感想 & ネタバレ

 

私のお気に入りの一冊です。ペニー・ジョーダンの描くヒロインは、とかく思い込みも激しく、おバカさんが多いのですが、ジェシカはちょっとクールです。

 

 

ジェシカは姉からの不倫疑惑を晴らすために、広告で夫を募集。そこに応募してきたのがライルです。

 

彼の家に行くことになり、彼女所有のメルセデスベンツで向かいます。ジェシカは何冊か専門書もかいてる、結構有名な心理学の研究者なんです。<親の遺産もあってお金持ってます!

 

田舎道にまよってしまい、ベンツを道のわきにとめ、地図をながめていると、おんぼろステーションワゴンがやってきました。おんぼろ車から登場したのは、牡牛もここまで怒らんだろう!というくらいプンプンな男性。

 

「ちょっと車どけろよ!」と怒り心頭です。

 

ここで面白いのがジェシカの対応。車から降りてきた男性をちょーっと観察(笑)

 

 

相手は、ジェシカが、さっさとベンツをどけないことが気に入らないですし、上からしたまで自分の姿を値踏みするようみられるのも気に入らない。

 

 

「棚卸はすんだだろう?」と、ジェシカに無礼な言葉を投げつけます。

 

でも、そこはジェシカ負けてません。彼に一言!

 

「ファスナーが開いているんじゃないかしら?」

 

 

登場そうそうチャックが開いてるヒーローですよ!!(*’ω’*)

 

 

かなり生かした登場シーンに私は釘ズケ。そっとファスナーを挙げる男性の姿を、こっそりみながら「今わらったら殺されかねない」とジェシカは必死に笑いをこらえてます。

 

 

その後、さっきの男性@ファスナーが開いてる人が、自分のお相手候補だと知り、いろいろ彼の抱えてる事情がわかってきます。

 

実は、ライル自身は結婚に乗り気じゃないんですよね。お節介な妹が代わりに応募したんです。

 

 

ライルは離婚した妻が亡くなり、わんぱく盛りの二人の男の子を引き取って育ててます。愛情不足のため、息子たちは荒れ放題。全然ライルにもなつきません。悪さばっかりしてます。妹は、兄家族の行く末を心配して、ジェシカの広告に兄かわりに応募をしたのです。

 

 

ライルは乗り気じゃない。ジェシカに怒り心頭。

息子二人は、わんぱく盛り。いたずらなのか反抗期なのか。

住んでる家は、荒れ放題。誰からの愛情もかけられず、おおよそ住まいとは思えない。

あ、勿論ベットは別ヨの条件付き!

 

 

と、いう悪条件なのですが、ジェシカはライルと結婚を決めます。なぜに?もっといい条件はあったでしょうに!(笑)何故、ジェシカがライルと結婚したかというと「思うところがあったから」。

 

 

結構いい感じの生活が始まったものの、なんにも知らないライルは、若くて美しいジェシカが男やもめの自分と結婚するなんて、絶対なにか裏があるに違いない!と勘繰りはじめ、またもや、ぶりぶりおこってます。しかも義兄が懲りずにジェシカにアプローチ!

 

 

まぁ、わからずやの男性陣がとにかく痛い!<義兄とライル

 

 

でも、家庭やライルへの愛情を感じはじめ、自分の内面の成長をかみしめるジェシカが素敵なんですよ。自分の理論の間違いに気がつき、ライルへの愛を自覚してから、抑えきれない恋心(笑)や欲望に身を震わせるシーンが見どころ!。あ、お約束のバスタオルパラリもあります。

 

 

ジェイン・アン・クレンツ『曇り時々ラテ』を読んだ感想

ジェイン・アン・クレンツ『曇り時々ラテ』を読んだ感想

ケータリング会社のオーナー デズデモーナとIT会社社長のスタークのロマンス。スタークの天才ぶりは変人と紙一重。

 

なんと、結婚直前に婚約者に逃げられること二回。しかも、今回は結婚式当日、直前。

 

デズデモーナは、キャンセルになった彼の結婚式の食事を手配したケータリング会社のオーナー。なんとか、かかった費用をスタークに支払ってもらうよう彼に掛け合うのですが・・・・・

おしゃれ~なシアトルが舞台に繰り広げられるロマンス。役者一族のデズデモーナの親戚ちょっと変わった、いや魅力的な人たち。ひとくせふたくせある登場人物が、殺人事件に巻き込まれ、オタクのスタークが大活躍の一作!

『曇り時々ラテ』を読んだ感想

題名がいかしてますね〰。原作は『TRUST ME』なんですが、おそらく舞台となったアメリカ シアトルがコーヒーで有名なので、ちょっと引っ掛けたのでしょうか。

 

IT企業も多いので、きっとスタークの会社も、そのあたり意識したのかな。なにしろ、変わった登場人物がゾクゾク登場で飽きさせません。

 

スタークはその筆頭。全く空気が読めないのです。よく言えば現実的。さっすがIT起業家。

 

一方で、デズデモーナは役者一族の出身で、なにかとドラマチックな展開に仕立て上げる人たちに慣れ親しんでます。結婚式をドタキャンされたスタークが、その夜、一人きりで過ごすと知り、デズデモーナは「一緒に過ごしましょう」と誘います。

 

スタークからしたら「ん?」

 

「辛い経験した後なのに、一人で過ごすなんて、よくないわ」とデズデモーナが連れていった先は、なんと自分の親戚が出演してる演劇の鑑賞。スタークは、異星人とも思える彼女の親戚たちに囲まれ、戸惑いかくせません。

 

ですが、デズデモーナの温かい気持ちにふれ、彼女なんだか気になる感じに・・・・結婚式ドタキャンされて、傷ついてるはずなのに(笑)、早くも次の人か。

 

 

 

二人が惹かれあうには時間はかかりませんが、デズデモーナは彼の「傷心」につけこむようで、自分の気持ちに逃げ腰。スタークが押せ押せです。でも彼は、何故デズデモーナが逃げ腰なのか理解できない。

 

 

まぁ、お熱くいちゃついてるうちに(笑)、なんとスタークの機密情報の盗難と殺人事件が勃発。容疑者はデズデモーナの義理の兄。二人は、事件の見解を巡って対立するのですが・・・・

 

とにかく、サクッと読めて、それでいていやらしくない。いやいや、上のパンティの話は、面白レベル。後半、デズデモーナの影響か、すこーしだけ、人とのふれあいに慣れ、愛に目覚めるスタークにほっこり。

 

彼は、人並の感情を表現することで、自分が傷つくのを恐れていたんです。お金持ちで、オタクだけど、イケメンでマッチョ。そんな、素敵なヒーローが堪能できるロマンスです。

 

 

こちらはニセおたくの作品です。

ペニー・ジョーダン『穏やかな彼』を読んだ感想

ペニー・ジョーダン『穏やかな彼』を読んだ感想

コンピューターコンサルタント会社経営のジョンと秘書ソフィロマンス。その世界にかけては権威的なジョンに好意をもってるソフィ。好意といっても、恋愛的な感情ではなく、...

 

ジャクリーン・バード『二人のバレンタイン』を読んだ感想

ジャクリーン・バード『二人のバレンタイン』を読んだ感想

初恋の人と結ばれたゾーイ。お相手は伯父の法律事務所で働くジャスティン。

 

年の差をものともせず、二人は結婚へ一直線だったのですが誤解が誤解をまねき別居。

そしてゾーイは、ジャスティンの知らない場所で、彼の息子をひっそりと産みます。

 

シークレットベビーもので、息子のバルは重い病気。

 

 

でも、なんだかこの作品・・・悲壮感がないんです(笑)オイオイと、突っ込みどころの多い作品ですが、なかなか楽しめるので読み応えあり?ともいえるロマンスです。

 

『二人のバレンタイン』を読んだ感想<ネタバレあり>

 

もう、どうだかなぁーっていうのは正直な感想。いえ、小説としては面白かったですよ。

 

でも、ヒロインもヒーローも「早合点・勘違いしすぎ!」。特にヒーロー ジャスティン

「あーた、弁護士でしょ!」と突っ込みどころ満載です。こんな弁護士に仕事まかせられないですよ。

 

 

まず、二人は長年相思相愛。ゾーイは両親をなくしてて、伯父に引き取られて育てられました。伯父の法律事務所の「ホープ」がジャスティンなんです。小さなころからジャスティンをしってて、恋心つのらせてます。

 

毎年、彼女の所にバレンタインカードが匿名で届くのですが、この名もなきバレンタインカードの送り主をゾーイは勝手にジャスティンだと思い込んでます(笑)素敵なカードを毎年おくってくれるんなんて、って目がハート。可哀想に後々わかるんですが、カードの送り主は別人(笑)

 

彼女の育ての親の伯父もなくなってしまい、プラスの誤解もあってが、二人は結婚をします。円満かと思いきや、ゾーイの耳に、ちょっとした噂がはいります。

 

「ジャスティンは、自分が法律事務所の後継者になりたいからゾーイと結婚したんじゃね?」

 

まぁ、悪意満載。

「だって、ゾーイは、ジャスティンが今まで付き合ってきた女性と大分タイプがちがうじゃーん」という適当な理由。その噂の出所っていうのが、ジャスティンの自称元カノだったりするんですよ。

 

もう、ゾーイは嫉妬メラメラ。この元カノは病んでるですけど、そんなことゾーイはしったこっちゃありません!!

 

元カノは「もう、ジャスティンってすごいんだから!!(何が?」とか、あれこれ赤裸々にいってきて、ゾーイはその都度、心の中で「きーーーーーーーーーーーーーーーーっ」ってなります(笑)

 

 

私にはしてくれないのにって!!

この辺りのくだりは、どうでもいいがな~ってかなり笑えます。

 

 

で、ここが最初のボタンの掛け違いで、ジャスティンと別居。ジャスティン側の意見としては、年若き美しい彼女が別の男と浮気したんだろう、と思い込んでるわけですよ。

 

どんだけ、勘違いするの?って。

 

その後も、ジャスティンの妹をゾーイは恋人と勘違いしたり。ゾーイが「だって教えてくれなかったじゃない!」と怒ると、負けずにジャスティンも「皆が知ってることだ!」と反論。

 

皆って、あーた。小学生じゃあるまいし。

 

重い病気のバルがとっても可哀想なんですが、どこか悲壮感がないのは二人の性格ゆえにでしょうか・・・すれ違いというか、かんちがい・思い込みもここまでくると罪ですよ。