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ロマンス手帖

ハーレクインロマンスなどの海外のロマンス小説の感想ブログ。あらすじの紹介です。多少のネタバレあり。

ステファニー・ボンド『眠れぬ夜の過ごし方』を読んだ感想

ステファニー・ボンド『眠れぬ夜の過ごし方』を読んだ感想

看護師のジョージアと警官ケンのロマンス。

 

ジョージアの目下の悩みは、ボーイフレンドのロブとの関係。ロブは、つきあって、もう数か月たってるのに手を出してこないんです(笑)まるで聖子ちゃんの「赤いスィートピー」状態。

 

じれたジョージアがロブにとった強硬手段(!)は、うっかり手違いで別人ケンに命中!

すごく斬新な強硬手段に、笑いが禁じ得ないロマンスです!

 

『眠れぬ夜の過ごし方』を読んだ感想 ネタバレ

 

つきあって数か月たっても手をだしてこないロブに焦れたジョージア。友人のアドバイスに従って、彼女がとった強硬手段はなんとピポパ!(古)

 

え?ピポパって知りません?あれですよ、「テレフォンセックス」です( ´艸`)

 

ネタ自体お嫌いな方は、ここで引き返してくださいませ~。好みがありますからね。

 

 

 

ジョージアは、もともとがすごーく真面目な女性なんで、彼に直接迫るなんてとてもできません。そこで、もう清水の舞台を飛び降りる覚悟で、彼に電話をしてエロチックな方向にもっていこうと頑張るんですが・・・・

 

あれ?電話番号まちがえてるよ!

 

しかも電話がかかった先は警察官のケンのお宅。ケンは、地元の女性からファンレターが届くほどのイケメン警察官。なまじかイケてる顔のせいか、女性関係に不自由はしてません。

 

でも、なにかっちゃー「ケッコン、ケッコン」と二言目には結婚をいわれるので、最近は女性と付き合うこと自体がうざくなっていて禁欲気味。ああ、女性と付き合うのはメンドクサーだけど、だれかと一緒に過ごしたい<眠れない夜を

 

 

そこに、ジョージアからの電話なんで、まさに寝耳に水。恥ずべき行為としりつつも、ロブになりすまして、ジョージアとヨロシクやっちゃうわけですわ~

 

 

「ゲスイぜ、俺!」と思うケンは、「いやいや、一度きりだから・・・・」と免罪符をかかえるのですが、偶然翌日二人はリアルで出合ってしまいます。

 

 

ジョージアは、電話の相手は彼氏だと思っているので気がつかないのですが、ケンの方はまるわかり!

 

あ、絶対あの電話の女性だ!と思うと、モンモンとしてきちゃって、もう何がなんでもジョージアの気を(リアルで)ひきたい。

 

でも、ジョージアは、そもそもが身持ち固いので、リアルではケンにはなびきません。でも、ロブ(本当はケン)には、深夜電話をかける(笑)

 

ケンは、「これっきり。もう二度としない!」と思っていたにも関わらず、次の日も、かかってきたジョージアの電話に「お電話間違ってますよ」といえません。またもや、ロブになりすまし、いけない遊びをしちゃいます。

 

 

ジョージアの方も、本当は偶然出会った警官のケンがなんとなく忘れられなくて。ロブといい中に発展しているのに、なぜか二股気分。

 

 

とまぁ、ストーリーはちょっと刺激的ですが、内容自体はあまりホットじゃないですよ。ケンが、ジョージアに惚れちゃって、「あの電話の相手は僕なんだ!」と言えずに、モジモジしていたり。ジョージアが、ロブと電話でイケナイことをしつつも、電話の相手が「ケン」だったら・・・と考えて罪悪感に駆られたりと結構複雑な状況が面白い!

 

 

ローリーフォスターの『仮面の女』を思い出しましたね~。男女逆転ですが

 

あと、余談ですが、ジョージアが友人の結婚式前日の独身さよならパーティーに出演した時にですね、男性ストリッパーがでてくるんですが、その描写が全裸に黄色のヘルメットでした!え?また?

 

裸ヘルはコレ⇒『最初で最後の夜』だけで終わりじゃないのか!ステファニー・ボンドはガテン萌えなんでしょうね(笑)

 

 

しかも、ジョージアは男性ストリッパーをみて、興奮しつつも自宅にかえってきてバナナをたべてさらにモンモンをするとことも面白い。

 

そんな、何気なくクスっと笑える、ちょっとエッチで、軽妙なハーレクインですよ。

 

 

ロマンチックじゃないですが、ちょっと変わった系統が好きな方は是非どうぞ!読書メーターでも、ヒーロー ケンが可愛いと評判です。ワンコ系なんかなー。

 

サンドラ・ブラウン『侵入者』を読んだ感想

サンドラ・ブラウン『侵入者』を読んだ感想

写真家エスリンと脱獄犯グレイウルフのロマンス。

 

グレイウルフは、インディアンと白人のハーフ。無実の罪で、投獄され祖父の死に目を一目みようと脱獄。その途中、写真家エスリンの家に家宅侵入します。

 

 

WASPのエスリンを、脅し、縛り付け、彼女を人質にインディアン居留地まで向かうグレイウルフ。粗野で乱暴なふるまいの中にみせる本当の姿にエスリンは少しずつ惹かれていくのですが…

 

王子様度は、全くナシ!ツンデレヒーローここにアリ!といった作品。でもなぜか心に残るんです作品です。

 

サンドラ・ブラウン『侵入者』を読んだ感想(ネタバレ)

じーちゃんの死に目に会うために、出所間際なのに脱獄しちゃうグレイウルフ。警官の目をのがれ、なんとか忍び込んで一息つこうとした矢先に金髪美女と出会います。

 

そこで、さっさと逃げればいいのですが、なんと縛り上げたりナイフで脅したりと凶悪犯のごときふるまい(笑)

 

 

王子様度は全くありません。<グレイウルフ

性格は僻みっぽくて、やたら嫌みが多いし、頑固でいこじなんですよね。

 

最初こそ、エスリンを脅し連れまわし、嫌み皮肉の連発。まぁ、あんたそこまで言わんでも、というくらいエスリンに当たります。

 

でも、彼のバックグラウンドを少しずつ知るにつて、エスリンは彼に「なぜか」惹かれるようになってしまいます。エスリンは裕福な家庭の出身で、経済的には困っていませんが、愛のない家庭にそだってます。両親がオススメする旦那様候補は、いたってエリートで、いたって清潔でお上品。なんつーか、薄っぺらいのです。

 

一方、グレイウルフは、自分の刑期が延長されたとしても、祖父の死に目に一目会いたいからという理由で脱獄しちゃう強い信念の持ち主。そして、祖父にあったときの優しいまなざしや、手つきをみただけで、「本当の彼の姿」に惚れちゃうわけですよ。

 

 

なので、「この金髪女!」(とまではいってないけど!)とグレイウルフが何かにつけ当てこすりをいってくるのがつらくてたまりません。

 

前半は、二人の逃走劇。後半は、グレイウルフが出所した後の二人のロマンスが中心です。もともとグレイウルフは弁護士だったので、弁が立つんですよね。

 

リンダ・ハワードの「マッケンジーの山」もインディアンと白人のハーフがヒーローですが、リンダのヒーローは無口で、サンドラの方が「おしゃべり?」な感じ(笑)

 

若干、メンドクセー感じがしますが、それでも彼の背負ったつらさや孤独が、ストーリーで、ふと現れたとき、なぜか「キュン」となるんですよ!

 

だって、グレイウルフは、エスリンが近くにいるだけでコチコチ(笑)。意識しすぎだってば~

 

読書メーターでも評価高いですよね。

 

『ダンカンの花嫁』もそうですが、「根深い不信感」に自分自身、乗り来られずに苦しんでるヒーローって、好きな方にはごちそうかも、です。

 

サンドラ・ブラウン『27通のラブレター』を読んだ感想

サンドラ・ブラウン『27通のラブレター』を読んだ感想

フラワーショップ経営 未亡人カイラと不動産開発トレヴァーのロマンス。

 

カイラは未亡人。数年前、海兵隊にいた夫を爆破テロで亡くしています。シングルマザーとして幼い息子を育てており、心は愛する夫一筋。

 

そこに、偶然知り合った不動産開発を手掛けるトレヴァーに、身も心もひかれていくのですが・・・優しすぎるトレヴァーに惹かれる自分が許せない!

 

 

とにかく、トレヴァーが優しすぎて怖い。イケメンすぎて不信。でも、そこには切ない理由がありました。

 

 

なんだか読むと、ちょっぴり悲しい気持ちになる作品。ロマンスに切なさを求める方にはぜひどうぞ。

 

 

『27通のラブレター』のあらすじ(ネタバレ)と感想

 

読書後は全くさわやかではなく。かといって不快な感じでもない、ただただ、恋しさと、切なさがまじりあったような作品。。ハッピーエンドなんですけどね。

 

 

優しすぎて不信なイケメン不動産開発業者のトレヴァー。実は、彼はカイラの夫リチャードの同僚。爆破テロの生き残り。自分の代わりにリチャードが死んだと思っていて、罪悪感かかえてます。

 

 

でも、生き残ったトレヴァーは、生き残ったというだけで瀕死の状態でした。植物人間一歩手前。右目を失い現在もアイパッチ。苦しいリハビリを乗り越えなんとか普通にくらせてますが、まだ足を多少ひきずっています。順風満帆に人生やってきたイケメンの彼としては絶望のどん底でした。

 

 

このままいくとトレヴァーは車いす必須。何かの手違いで「カイラ⇒リチャード」にあてた27通のラブレターが届きます。「カイラ⇒リチャード」のラブレターに目を通すうちに、トレヴァーはカイラに惹かれるようになり、そして生きる目標になり、ただ彼女に会あってみたいという一心で、絶望的な状況から這い上がります。

 

 

 

カイラが夫リチャードにあてたラブレター。

 

「雨の日は、二人で分かち合いたいの」

「あなたに一目会えるのなら、クリスマスプレゼントは生涯いらないわ」

 

と、時には熱く、切なくつづられる手紙の言葉。

 

 

 

 

 

夫リチャードはカイラに手紙で同僚「トレヴァー」のことも伝えています。こんなモテモテの同僚がいるんだぜ!ってな具合ですね。

 

それの手紙をうけとったカイラは「なんだか嫌な人!」←とバッサリ一言。

 

というのも、そもそもトレヴァーは

  • ・イケメン
  • ・ハーバード大卒
  • ・金持ちのボンボン

 

向かうところ敵なし。なんでも手に入る。人生は、自分にお膳立てされてるパーティーのようなもの、といった感覚の持ち主だったので、女もとっかえひっかえ。ウィットにきいた下ネタをからめたギャグも一発かませれば、海兵隊のウケもよく、男にも大人気!といったモテぶり。

 

 

でも、愛する夫と遠距離+妊娠中のカイラには、そんな女道楽のすぎる夫の同僚は、危険因子!よからぬ遊びに夫につれだされると敬遠してました。

 

 

 

彼自身は、「なんだか嫌な人!」とかかれた手紙を、何度も何度も、手紙が擦り切れるほど読み返してるんですよ・・・「なんだか嫌な人!」と書かれた自分のこと!<暗い

 

 

自分の正体を明かさず、彼女にちかづき、彼女の手紙にかいてあったことを1つづつかなえていく彼。リチャードの忘れ形見のカイラの息子にも、実の子もさもあらんというくらい大切に接します。

 

 

ですが、彼自身はカイラから「嫌な人!」と思われてると知っているので、なかなかカイラに正体が言えず。明日こそは、今度こそは自分の正体をカイラに伝えようと先延ばしに。

 

 

そして、葛藤といえばカイラの側もかなりもの。愛するのはリチャードのみと心にきめていても、いつしかトレヴァーにひかれていく自分が許せない。

 

 

かなり後半まで、彼の正体はばれず。二人の会話のやりとりで、少しずつ親密になっていく様子に、ハラハラさせられますよ。

 

 

「27通のラブレター」につづられた愛の言葉の美しさにかき消されてますが、一歩まちがえば、トレヴァーはよく考えるとストーカー寸前(笑)

 

 

でも

「もしも私がおばけみたいな女だったらどうしてた?」とカイラが問うと

「自己紹介して、お悔やみを言って、金銭的な援助を申し出て、さようならだったと思うよ」

結局はカイラが好みだったのね、というオチ(*´з`)

 

 

ラブレターの使い方、会話でが絶妙。二人の距離やトレヴァーの思いの深さがビンビン伝わり、「うまい」の一言です!