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ダイアナ・パーマー『夢からさめたら』<テキサスの恋10>を読んだ感想

テキサスの恋シリーズ10作目。シングルファーザーとして3人の子どもを育てながらロデオで活躍するエメットがヒーローです。彼のお相手は、エメットの妻と駆け落ちをした男性の実の妹、メロディ。

 

 

 

陽気で明るいエメットですが、駆け落ちを手助けしたメロディには、なかなか辛辣。
そして、メロディは、両親亡き後、自分を育ててくれた実の兄とエメットの間で板挟みになります。

複雑な事情がとりまく二人のロマンスは、以外にも早めにエメットが全面降伏し、甘い展開になります。しかし、二人のロマンスには、他に問題が・・・・

 

 

 

テキサスの恋シリーズって何?と疑問に思った方に簡単に説明します

アメリカのテキサス州。ジェイコブズビルという架空の町を中心にしたロマンスのシリーズです。くわしくはこちらをどうぞ。

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別シリーズの押さえておきたい あらすじ

ヒューストンにある会社社長ローガンの遠い親戚エメット。そして、ローガンの秘書の一人メロディ。二人はローガンを通して、顔を合わせることが度々ありました。しかし、エメットはメロディに対し、厳しい態度で接します。

 

 

 

自分と子供たち3人をおいて、別の男性と駆け落ちした妻。その駆け落ちの相手はメロディの実の兄でした。二人が駆け落ちの際、手助けをしたのはメロディ。
「お前の兄が、俺の妻をたぶらかしたんだと責めたてるエメットに、メロディは返す言葉もありませんでした。

●過去記事●
テキサス探偵物語シリーズ3作目『この恋、勝負あり?』を読んでからの方が楽しめますよ。

ダイアナ・パーマー『この恋、勝負あり?』<テキサス探偵物語3>を読んだ感想

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テキサス探偵物語3作目。今回は新人探偵キットがヒロイン。少し前まで、前の会社の上司ローガン・デヴラルに片思いしていました。3年もの間、秘書として傍にいたキットの...

序盤のあらすじを簡単にまとめました

舞台はアメリカ ヒューストン。メロディは、ローガンの会社の秘書です。時々、おとずれるのはローガンの親戚エメット。彼とメロディの間には、複雑な事情がありました。

 
どうやら今回はロデオの大会に出場するため親子でヒューストンへきました。ローガンの会社に現れた親子。エメットと長男ガイは、メロディへの敵意を隠そうとしません。
兄妹下二人のポークとエミーは、優しいメロディが大好き。

 
今夜は、あとひとつ裸の馬を乗りこなすイベントが残っているというエメット。とても危険のイベントらしいのですが、ロデオのイベントにはつきものだと、いいきる彼。エメット親子は、連れだって帰っていきました。

 

 

 

ところが、その日、メロディの自宅に電話がかかってきます。なかなか鳴りやまない電話のベル。
不安になり、受話器を取り上げると、なんと総合病院からの電話です。

「こちらは市立総合病院の看護婦ウイラビィと申します。ミスター・エメット・デブラルが重症の脳震盪でこちらに入院なさいました」

 

 

 

 

感想です

 

メロディは、あか抜けない地味な大柄な女性。しかしエメットは、大柄で豊満な体つきのメロディに魅力を感じます。笑顔も可愛い。ヒロイン設定が斬新ですよね。

 
「いかん、相手は自分の人生をめちゃくちゃにした裏切り者だぞ!」

 
事情が事情なので、惹かれる気持ちにブレーキかけています。アクセルとブレーキを両方踏んでいる状態のエメット。

 
そこへ、ロデオでの怪我の入院がありました。三人の子どもをかかえ、危険が付きまとう仕事を続けるかどうか悩みます。もしも自分に何かがあったら、三人の子供はどうなるんだろう。

 
彼はローガンの母からアドバイスを受けます。「あなたは、物事を軽々しく考えすぎよ」

 

 

 

心当たりのあるエメットは、前妻との結婚、そして今の現状を深く反省し、現状を向き合う決心をします。ロデオから足をあらい、ジェイコブズビルのとある牧場で仕事を見つけます。

 
ところが、何事も一晩ではうまくいきません。子供たちは新しい学校で問題をおこしてばかり。仕事も人間関係もまったく一からスタート。

 

 
そんなエメットが、メロディに助けを求める場面が素敵です。当然、エメットが悩みをきいてくれ、なんて正直に言えるはずはありません(笑)あんな、態度を散々とっておいて、優しくしてくれなんて、普通・・・言えないですよね~。

 

 
またもや、メロディに意地悪な発言をしたり、ツンツンしたりしますが、優しいメロディは「きっとエメットはなにか話したいことがあるのね」と優しく彼から心の悩みを引き出します。

 

 

威圧的な状況にはめっぽう弱い大人しいメロディですが、優しさは抜群!子供たちの悩みをひとしきり話終えた二人の会話。

「愛されたい、愛されてるという証拠がほしい。子供ってそんなものよ」
「子供だけじゃないさ、メロディ」エメットはふいにそうつぶやき、彼女の目をじっとのぞきこんだ。
「誰からもかまってもらえなければ、大人だってひねくれてしまう」

大人っていうか、エメット、自分のことでしょ。

 

 

若干20歳そこそこなのに、彼の疲れた心をいやすメロディのやさしさや、おおらかさに読んでいるこちらが癒されます。

 

 

エメットの長男ガイが二人の結婚に最後まで反対しますが、その時のエメットの反応も面白い。

「パパはぼくといるよりメロディといるほうがいいんだ」
エメットはおかしそうに口元をゆがめた。
「もう少し大きくなったら、おまえにもその理由がわかるよ」

そうそう!もう少し大人になればガイもわかるね(笑)
メロディも反抗的なガイには手を焼きますが、エメットに一番よく似ているガイを特に気にかけます。辛抱づよく接し、彼の信頼を得る過程がいかにも継母継子の絆という印象です。こころ温まるハートウォーミングな一作。

 

 

 

◆テキサスの恋の次作は・・◆
第11作目 『目を開けてキスして』エメットの新しい仕事の関係者テッド・リーガン。
ちょっとシリアスな雰囲気のお話で、ヒーロー鬼畜が入ってます。