この記事は約 3 分で読めます

キャスリーン・E・ウッディウィス『炎と花』(上・下)を読んだ感想

ヒストリカルロマンスの先駆者、キャスリーン・E・ウッディウィスの名作。今から40年以上前に書かれた作品ですが、流麗で品の良い出だしから、ストーリーに引き込まれ、全く古さを感じさせません。

 

長きにわたり、多くの女性をときめかせた作品は、ロマンス小説の要素がぎっしり詰まっています。ロマンス小説初心者の方でも、安心してお手にとっていただける作品。

 

 

叔母夫婦から虐げられ、イギリスの片田舎で苦しい生活をしている美しきヒロインヘザー。誰からの指図をうけないプライド高きアメリカ人船長のブラントン。二人の誤解から始まった大いなるロマンス。

 

前半はイギリスでの二人の出会い、後半は新天地アメリカでの結婚生活が描かれています。ヘザーの親族たちに結婚を強制され、強い怒りをもちつつも、美しき無垢な姿に惹かれるブライトンの男の葛藤が楽しめる作品です。

 

『炎と花』のあらすじと感想(ネタバレ)

 

私の大好きな作品。いわゆるロマンス小説らしい展開が魅力的です。

 

舞台はイギリス、ヒロインのヘザーの美しさは罪な程。母親ゆずりの美しさは、妬みや嫉妬をこえ彼女自身に不幸をもたらしています。早くに両親をなくしたヘザーは、叔母夫婦と同居。この叔母がですね、ヘザーを妬みまくってイジメまくります。

 

あれは虐待ですね。服はブカブカ、苦しい労働をいいつけられても、彼女のキラリとした美しさは損なわれません。そこはホレ、見る人がみたら原石はわかるんですな。

 

叔母の口車にのってしまい、叔母の弟の屋敷に出向くのですが、そこでもセクハラされちゃいます。お手付き上等!みたいな前提で、叔母から差し出されたんですね。

 

 

ヘザーは屋敷をとびだし、行く先もないので波止場で途方にくれていると・・・アメリカ人に娼婦と間違えられ、さらに大ピンチ!!

 

 

 

女抜きの長い航海の後、ちょっとしたお楽しみの手配を部下に頼んだら、部下が娼婦とまちがえてヘザーを連れてきちゃったのです。

 

 

ブライトンも娼婦らしからぬヘザーに「おっかしーなー」と思ってはいるものの、彼女のみずみずしい身体を見せつけられ…(いか省略)

 

ヘザーを手放したくないと切に考え始めるわけです。

 

 

が、ヘザー自身は傷ついた心と身体をふるいたたせ、なんとかブライトンの船から脱出。命からがら叔母の元にかえりますが、そこで二人の縁は終わりません。ヘザーは妊娠してしまいます。

 

 

プンプンに怒った親戚一同が、ブライトンを探しだし、責任取れと詰め寄ります。

 

 

もう可哀想でならんですよ。<ヘザー。

 

虐待→セクハラ→娼婦と間違われる→妊娠→叔母から罵られる→ブライトンからも憎まれる

 

ブライトンは、ヘザーは手元におきたいが「妊娠の責任をとれ」「結婚しろよ!」と詰め寄られるのが気に入らない。

 

 

「お前なんか、金輪際、身体にふれないからな!」と自爆的な宣言。夫婦でありながら、ベッドはともにしない仮面夫婦になってしまいます。

 

 

前半は、いろいろ大変なことばかりのヘザー。二人は夫婦として海にわたり新天地で新たな生活を始めます。

 

 

いつかブライトンから許され、女性として愛される事を夢見るヘザー。

※ブライトンはイケメンだから、いつのまにかヘザーは好きになっちゃってます(*’ω’*)この感想だけでは、伝えきれませんが、ブライトンの男ぶりはなかなかのもんですヨ。

 

 

ブライトンも、男のプライドと、彼女を思う気持ちの葛藤が大いにロマンスを盛り上げてくれます。男たるもの一度宣言したら守るべし!でも、言わなきゃよかったな~と後悔しきりです。

 

 

女性として、妻として、そして母親としてヘザーは幸せをつかめるのか。終盤までハラハラさせられるストーリー。ホットなシーンもありますが、ロマンス初心者の方でも手に取っていただけるレベルです。

 

長年にわたり女性をときめかせてきた名作。是非とも機会がありましたらお手に取ってみてくださいね。

 

古本を変える通販サイトの特徴をまとめました。絶版本など手に入れたい方はこちらからどうぞ(^^♪

 

中古本の紹介サイトの特徴まとめ

古本はどこで買う?「ネットオフ」か「駿河屋」か「Amazon」?

古本はどこで買う?「ネットオフ」か「駿河屋」か「Amazon」?

古本の購入先を紹介します。絶版本は古本でしか手に入りません。古本のネット販売で有名なのは以下の3サイト。⇒ネットオフで商品をチェックする⇒駿河屋で商品をチェック…