この記事は約 4 分で読めます

リンダ・ハワード『カムフラージュ』を読んだ感想

金融関係にお勤めだったジェイと元夫スティーブのロマンス。

 

離婚した元夫が事故に巻き込まれ重傷。ジェイは身元確認のため海軍医療センターに駆け付けます。憎み合って別れたわけじゃないけれど、今も愛してるわけでもない。

 

顔も判別できない程の重症の元夫の看病に、夜も昼も。声がかれるほど、励まし続けるジェイ。ほどなく意識を取り戻すが、記憶喪失の元夫に、違和感をかんじつつもかつてないほど惹かれます。。いったい何が彼女を戸惑わせているのか?

 

読者支持率ナンバーワンのリンダハワードのラブサスペンス作品。短いながらも切なさに胸キュン。数あるリンダ作品の中でも、私も5本の指に入るお気に入りの作品です!!

 

ああ、もうネタバレしちゃうので、嫌な方はここで引き返してくださいね。

 

リンダ・ハワード『カムフラージュ』の感想 ネタバレ

 

電子書籍化しないかなー。マジで。大好きな作品です。えっと、ネタバレしちゃうので(念押し)、嫌な方はここで引き返してくださいね。

 

ヒロイン ジェイのがとにかく一途。実は、彼女、つとめていた銀行クビになっちゃったんですよね(´;ω;`)ジェイは、その性格が災いして、勤めていたニューヨークの銀行で、出世競争に敗れて排除されてます。

 

そこに、元夫の事故の知らせがあったものだから、もう一気にエネルギーをそこにそそぐのですわー。そこで待ち受けていたのは、変わり果てたかつての夫。全身包帯でまかれ、顔も姿も判別できない。

 

でもね、彼女、それはそれは献身的に尽くすんですよ。だって嫌いになって別れたわけじゃないですもの。まぁ、性格の不一致ってやつで離婚。

 

ジェイに連絡をくれたFBI捜査官を名乗る人物は、スティーブの巻き込まれた事件をかいつまんで話をしてくれるんですが、なにかきな臭い。どうやら、彼は政府関係者の爆破に巻き込まれて爆破されちゃった?みたい。何かヤバイ情報を知ってるかも。

 

いずれにせよ、意識が戻って目がさめてから、っていう話なんですけどね。これが。

 

夫の体にふれ、体温を感じ、「ああ、この人は生きてるんだ」と心を震わせます。一生懸命生きようとしている、その圧倒的な生命力にふれてジェイは声が枯れるまで話しかけ、そして彼に触れるの繰り返し。昔話だったり、彼女の思いだったり。

 

そんなジェイの声が、意識はないものの、スティーブには伝わってるんですよねー。くぅー。もう死を目の前に、ずっと自分をつなぎとめておいた女性を手放したくない!

 

意識が覚めてからも、スティーブは「何故、俺は、ジェイと別れてしまったのか」と激しく後悔。もう絶対に、彼女を手放さない!!!!と固く固く決意するのです。意識がもどってからのジェイとスティーブの甘く切ない交流の場面もステキですのよー。

 

 

で、ここで元サヤで終わりハッピーエンド、というわけではなく。スティーブの目に巻いた包帯が取れるころ、ジェイはスティーブに感じる「違和感の理由」を知り愕然とします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

べ、別人?

 

 

 

 

 

 

後半は、スティーブの記憶の回復と同時に、コロラドの山荘に身をひそめる展開です。スティーブがもってる情報をつけねらう組織が、追っ手を差し伸べます。

 

 

彼は記憶喪失なので、自分がジェイの元夫だと信じて疑いません。何故、ひかれあっているのに、ジェイは自分を拒むのか。

 

強く激しい、不屈の精神をもった男が、ジェイへの熱い気持ちをぶつけます。記憶の戻らない彼からの愛に、素直に応えられないジェイ。

 

総ては、あなたの記憶が戻ってから。真実を知ったら、あなたは私を求めてくれるかしら。

 

もう一度、結婚をしたいというスティーブに、ジェイは「愛している」としか言えません・・・

 

 

 

実は、この本は、あるシリーズ第四弾(笑)書いてしまうとネタバレ的?(一応)なので、伏せますが。シリーズ全般通して秘密が多い。彼らの関わってる世界は「機密」だから(笑)

 

世界観を細かく描写せずとも、緊迫した状況が伝わり、ジェイの繊細さとスティーブの愛に熱くなる作品。うまくできてるなぁ、と感心します。

 

 

手軽に読めるコンパクトなストーリーの長さも魅力の1つ。何度、再読しても色あせない切ないロマンスですよー。市場に出回っている数が少ないので本当に残念です。もっと沢山の方に読んでほしいです。

 

 

 

 

中古市場でしか手に入らないので、店舗でブックオフとかで見つけたら「買い」です。ネットで購入する場合は、こちらを参考にしてみてくださいねー。

 

⇒『古本はどこがいい?「ネットオフ」か「駿河屋」か「Amazon」?