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スーザン・ウィッグス『ミスター・シンデレラ』を読んだ感想

新聞王と呼ばれた富豪の父親 を亡くしたマデリン。自ら会社を引き継ぎ、指揮とる決断をした彼女に、社員たちはいささか厳しい目線。美しく氷のような彼女の心の内は誰も知らない。

 

本当は、ちょっと人見知り。
もっと記者たちを打ち解けたい・・・

 

 

そんな彼女にひときわ辛辣な態度をとる男性ジャック・ライリー。むさくるしくて、貧乏。ファッションセンスは致命的。

 

 

でも心は誰よりも温かく、正義感あふれる敏腕記者ジャックにクリスマスの魔法がかかります。上流階級出身の人見知りマデリンと、むさくるしい敏腕記者ジャックのおとぎ話のようなロマンス。

 

 

まさに、シンデレラストーリーは、逆玉で、胸あたたまる一冊デス。

 

 

クリスマス時期にはオススメの一作です。

 

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『ミスター・シンデレラ』を読んだ感想

 

 

敏腕記者ジャックは、もう致命的なファッションセンス。ダサい、というよりも「かまわない」。

 

 

灰色のスウェットには「ニューヨーク州立大学」のロゴ。もしくは、「麻薬撲滅」の文字入り(笑)

 

分厚い眼鏡と、長い髪の毛を後ろで束ね、よれよれのスニーカーのスタイルが定番。もう、ダサくてしょうもない人なんですが、心温かい人なんです。

 

彼の心の中には、優先順位があって、その一番上きてるのが、弱い人を助ける事。人知れず、とある保護施設を援助しています。

 

間接的にではありますが、金銭的な援助。そして、そこに通う子たちの勉強も辛抱強くみてやっています。

 

そんな彼からしたら、お高くとまってる新しい女ボスに、ちょっと反感もっちゃってます。いかにも上品で、取り澄ました彼女。

 

でも、本当は・・・魅力を感じてるのも否定できない(笑)

 

新しい女ボスは人見知りだけに、誤解されやすいタイプのようです。

 

 

そして、クリスマスの時期、彼はチンピラに絡まれている男性を助けます。偶然助けた男性は、社交界では評判の仕立て屋さん。ちょっとしたお礼にと、ジャックをおしゃれに変身させてくれました。

 

出来合いのタキシードを、おじさんがちょいと直せば、素敵な衣装に。ヘアースタイルかっこよく、そして分厚い眼鏡もはずして。

 

極め付けが、彼の女ボスのマデリンの主催するパーティーへ後押ししてくれた。

 

パーティーに登場した彼を一目見るなりマデリンは・・・・ひとめぼれ。ジャックに、全く気づかないマデリンと、彼女をだましていると思いながらも、マデリンに惹かれるジャック。

 

今度こそ、真実の愛にたどり着けたと思う人見知りマデリンが、なんとも可愛くて、可哀想。

 

 

ああ、ジャック。あんた、いいやつなのに、どうするつもりなの!!(そんなことしちゃって)

 

 

翌日、魔法がとけたジャックは、いつものさえないスウェット仕様。真実を打ち明ける勇気もないまま、マデリンへの恋心に葛藤します。

 

彼とマデリンの保護施設の子供たちとの温かいふれあいも見どころ。魔法が解けた後の二人のロマンス、逆玉ハッピーエンドでほんわか読書感です。

 

ちょっとありえないシチュエーションも、クリスマスならではのいい話ですよ!