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スーザン・メイアー『恋するベビーシッター 』<ブルースターの忘れ形見 Ⅱ>の感想

ブルースターの忘れ形見シリーズ第二弾。
疎遠にしていた父親が亡くなったと知らせを受け、ブルースター3兄弟は急いで実家に戻ります。
そこで待ち受けていたのは、なんと母親違いの三つ子。
しかも、生後六か月の赤ちゃん。
子育て初挑戦の三兄弟は、亡き父の秘書だったクレアと力を合わせ子育てに奮闘するのですが・・・

 

 

クレアは、なんと次男エヴァンと結ばれ、おめでたいながらも人手が足らなくなったブルースター家。
残された二人の兄弟たちは、赤ちゃん専属のナニーを募集を決めました。
早く、きてもらって子育てを助けてもらいたい!

 

 

>超メンクイのヒーローの心の葛藤が面白い

子育てといっても、相手は三つ子。
会社の経営をしながら6ヶ月の赤ちゃんを同時に3人も面倒をみることは無理。ましてやクレアとエヴァンはめでたしめでたしで新婚旅行で、手が回りません。
残った兄弟はベビーシッターの広告を出します。
応募してきたのは、ちょっといないくらいのブロンド美人 リリー。

 

 

モデルや女優にならないのが不思議なくらいの美しさ。
彼女を一目見るなり好きになってしまうチャズは子供の安全と幸せ(?)を願うために、と彼女を厳しく見ます。
本当は「いやあ、君、かわいいから採用だよ」と言いたいところなんでしょうね。

 

 

 

兄弟でも女性の好みが違うのでケンカにならず

 

「子供の世話をした経験はあるのか」と、あくまで子供の安全と幸せのため、断るための形式的な質問をやりとりしているチャズ。

 

 

一方、長男 グラントは対照的で、
「経験なんてどうでもいいいじゃないか、切羽つまってるんだ。誰だっていい」

 

 

採用をもったいぶっている弟を一刀両断兄弟で、女性の好みが違うのだろうな、と予想がついて笑えます。

 

 

リリー自体は、美しい容姿を鼻にかけることもない、優しい女性。

 

 

チャズの冷たい反応は「ブロンドだから頭がからっぽ」と思われているからなのかと寂しく感じ、「試用期間」を決めて見極めてほしいと、申し出ます。

 

 

切羽詰まったチャズとグランドの兄弟。
そして、ちょっと訳ありのリリー。

 

 

チャズがリリーの魅力に悪あがきしているのが物語の見どころ。
リリーの生い立ちや厳しい環境がわかるにつれ、チャズは彼女へ惹かれる気持ちを隠せなくなっていきます。

 

 

愛することに臆病なチャズと、美しさの奥に隠れた強さを秘めたリリー。二人のロマンスが、楽しめる一冊でした。金はないけれど、才能はある、そんな将来有望(かもしれない)ちょっとダメヒーローもかわいかったです。