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ロマンス手帖

ハーレクインロマンスなどの海外のロマンス小説の感想ブログ。あらすじの紹介です。多少のネタバレあり。

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ドリーン・オウェンズ・マレク『愛のリフレイン』を読んだ感想

ドリーン・オウェンズ・マレク『愛のリフレイン』を読んだ感想

元社長令嬢のジェシカと実業家ジャックのロマンス。

 

ヒロイン ジェシカは重病の父にかわり、倒産寸前の父親の会社をライバル会社へ売り渡すためにアメリカに帰国。ライバル会社のオーナーが、かつて自分が愛した男性ジャックだと知り動揺します。

 

ハイスクール時代、二人はつきあってました。ところが、ある日突然ジェシカはジャックを捨て、別の男性と結婚。

 

自分は捨てられたのだ、と怒り傷つくジャック。何年たっても怒りが収まらない。復讐の第一歩が、ジェシカの実家の乗っ取りだったのですが…

 

真実を知らないっていうのは、本当に残酷。ジャックの言葉が、ジェシカの心をナイフで切り裂くようにグサリグサリと傷つけるのが痛々しい作品です。
でも、いい作品でした。しんみり。

 

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デビー・マッコマー『運命の結婚相手』を読んだ感想

デビー・マッコマー『運命の結婚相手』を読んだ感想

薬剤師ジルと不動産開発会社社長ジョーダンのロマンス。

 

二人の出会いは、シアトルからハワイ行きへの飛行機の中。

ジルは航空会社の手配ミスで、エコノミークラスからビジネスクラスに変更。

 

ちょっとラッキーな旅の幸先だったのですが、おとなりの席には、いかにもヤングエリートのビジネスマン。

5時間のフライト中、ひっきりなしに仕事をしている姿をみて、いやいや自分の「運命のお相手はこの人じゃないわ」と心の中で思います。

 

 

「伝説のウェディングドレス」が織りなすジンクスが、なんとも素敵にちりばめられ、運命のお相手って素敵!と思わせてくれるロマンスです。

 

が!!!この本。ハッピーエンドかどうかは、人により微妙なライン。途中までは、とっても素敵なんですが、ピリリと現実感を感じる結末です。甘いロマンスを期待してる方は、ご注意を。

 

 

手に入れてから出会った最初の男性と結ばれる「伝説のウェディングドレス」

 

 

手にした女性は必ず運命の相手と出会える「伝説のウェデイングドレス」が手元にあるジル。自分のお相手はどの男性かしら?と、バカンスに向かう途中、出会う男性に、ちょっと期待してたりしましたが、お隣の席に乗り合わせたビジネスマンは違うらしい(笑)

 

亡き父親は、仕事人間だったので、ジルは仕事一筋の男性は、恋愛対象外なのです。父なき後、寂しい人生を送っている母と同じ道は歩きたくない。

 

 

 

フライトが終わったら、バイバイね、と内心思ってはいますが、そうは問屋が卸さない。

 

運命の神様のいたずらなのか、本当に彼が運命のお相手なのか・・・

 

どこかシニカルなジルは、友人から譲られたウェディングドレスにまつわるジンクスを、ちょっと馬鹿にしながらも、ちょっとした偶然の積み重ねで、怯え恐れるようになります。まさか、ね。

 

 

 

 

このドレスにまつわるジンクスは、とってもロマンチック。

友人の伯母ば、ドレスを手に入れてからビビッときた人と結婚。そして、友人も同じく。

全く、お相手として考えていなかった男性と結婚を決めてしまいます。

 

 

 

幸せになってほしいと、友人はジルに、訳あり?ウェディングドレスを譲ってくれるのですが、ビビっときてしまってる男性は、あのビジネスマン。

 

ああ、どうか、彼ではありませんように。

 

 

 

 

ところが、フライトを終えたら、2度と出会わないと思っていた男性と、ホテルが同じ。そして、向かい合わせ棟の同じ階、同じ位置ではありませんか。

 

これでは、丸見えです(笑)

 

ビジネスマン ジョーダンは仕事でハワイに滞在、ジルはバカンスを楽しむためにきています。偶然乗り合わせた飛行機の隣の席だった人が、同じホテルの滞在先だと知り、なんとなくお近づきになっていくのですが・・・

 

 

彼と触れ合うたび、ちょっとしたキスをするたび、胸が高まりビビビときちゃい、ジルは「ヤバイ」。

 

 

知れば知る程、ジョーダンという男性は、愛に懐疑的。周囲の人間は、彼を少し心配してるようです。

 

情にあついジルは、少しずつ彼に愛を教えてあげられるのは私なのではないか・・・と、理想の結婚相手と、運命が告げる結婚相手の間で葛藤します。

 

もうね、このあたりが不思議な出来事が連発で、ロマンチックなエッセンスが満載なのです。中盤さしかかるあたりまで、これはジュニアが読んでも楽しめるかも、なんて思ってたのですが。が。

 

 

意外な結末に、わたくし「ぽかーん」

 

某掲示板に、こういう結末の本があるよ、と書き込みがあり、存在は知っていたのですが、まさか、この本がそうだとは!衝撃だったので、一応記しますね。

 

 

 

ネタバレになりますので、結末知りたい方は、アコーディオン オープンにしてください。

ジョーダン、最後には失業しちゃうんです。失業ヒーローですよ。斬新すぎる。彼、お金持ちだから、暮らしていくには困らないらしいのですが・・・これって、微妙じゃないですか?結局、愛と仕事を天秤にかけて、愛をとった末おこってしまった、この厳しい現実を、ハッピーエンドとしてしていいものか、否か。数年ゆっくりしたら、なにか別の事はじめるんですって。

 

 

この結末でなければ、★4だったのに。でも、この結末だから、デビーマッコマーらしいのかな、とも思ったりします。

 

アン・メイジャー『永遠の居場所』を読んだ感想

アン・メイジャー『永遠の居場所』を読んだ感想

警備会社経営のコナーと、アンナのロマンス。以前つきあっていた男性がストーカーになってしまい、アンナは一か所にとどまれません。

 

彼の気配が近づいてくると、そっと逃げ出し、転々と住まいを変える生活を送っています。元カレから逃げる途中、偶然、飛行機の隣同士になったコナーと知り合い、アンナは胸の高まりが抑えられない。完全一目ぼれ。

 

 

一度だけ、自分を信じて幸せをつかんでみようかしら。

 

 

コナーとアンナはラスベガスで電撃結婚。

 

 

その後、ハッピーエンドとなるはずだったのですが、コナーの正体を知ってしまったアンナは・・・・重く苦しい過去を背負ったアンナの勇気が痛々しいロマンスです。

 

 

ヒロインのトラウマが痛々しい

ラスベガスで電撃結婚をしたアンナは、これでやっと人並の幸せを手に入れたと、感激ひとしお。

 

 

天涯孤独の彼女は、本当に運悪く、元カレがストーカーになってしまい、気の毒としかいいようのない人生。とにかく、「にげなくちゃ、にげなくちゃ」と、彼女の頭の中では焦りがこだまします。

 

 

そんな恵まれない人生の彼女が、ようやく手に入れたラスベガスでの結婚は、たった二週間しか続きませんでした。幸せ絶好調の蜜月期間に、ふとしたことでコナーの正体を知ってしまいます。

 

 

コナーはアンナに牧場主といっていましたが、実は警備会社の経営者。
その警備会社は、行方不明者の捜索を専門に手掛ける、プロ中のプロらしい。

 

 

「元彼が、雇った人に違いない」
「逃げなくちゃ」

「ひどい、だましていたなんて」

 

 

 

愛するコナーからの裏切りと、身の危険が迫ってると、様々な想いがブワっとおそい、もういてもたってもいられません。逃げることが唯一の彼女の手段。結局はアンナは永遠の居場所だと思ったコナーの腕の中から逃げ出してしまうのですが…

 

 

謎のヒーローの正体<あらすじネタバレです>

 

嘘つきコナーの正体ですが、これは序盤から明らかになっています。彼に仕事を依頼したのは、元カレではなく、彼の義理の姉。

 

 

コナーの兄はアンナの双子の姉と結婚。普通で考えたらアンナとコナーは姻戚関係なのですがアンナは、実の姉の存在もしりません。

 

 

というのは、アンナは幼い頃、誘拐をされてしまい、当時の記憶が全くありません。間一髪で自力で逃げ出し、とある施設でかくまわれ現在にいたります。施設での記憶しかない。相当なトラウマだったので、記憶を封じてしまったのですね。

 

 

 

アンナは自分の身の上を、天涯孤独だと思い込んでいるだけで、双子の姉はなんとか誘拐されて行方不明になった妹を探そうと四方八方手をつくしていたのです。

 

 

「逃げなきゃ、逃げなきゃ」と心の中の声がこだまするのもそのせいです。元彼ストーカー かつ 誘拐された経験あり、ってどんだけ不幸なのって感じですよ。ちょっと病んでる感じのアンナの行動も、この辺り押さえて読むと、とっても可哀想。

 

 

コナーの人探しの腕はかなりものなのですが、なにせ、訳ありのアンナ(逃げ上手)なので、消息がつかめません。やっと消息をつかんだ時も、アンナを義理の姉の元に連れていきたいあまり、正体を伝えることができず。

 

 

でもコナーはアンナを好きになっちゃったから、先に結婚しちゃって(笑)。アンナをがっちりつかんでおいて、少しずつ彼女に真実を伝えてわかってもらおうと、考えたのですが。やっぱりアンナは逃げてしまいます。

 

 

まぁ、逃げる理由は何もよかったのかな、と思いますよ。彼女の心の中には、それだけ深い傷が残っていて、何か「おかしい」「不安だ」と思うと、逃げるっていう行動がセットになってるんだと感じます。とにかく、読んでいて痛々しい。

 

 

彼女の双子の姉も、コナーも、そして双子の姉の夫も、とってもあったかくアンナを迎えているのに、どうしても受け入れられないアンナ。

 

 

この辺り、コナーが温かく包み込んであげれば、万事OKなのですが、彼自身も前妻と子供を事故でなくしており心に傷を持つ男。

 

 

逃げ出したアンナを連れ戻すのに、手段を選ばない。アンナは、蜜月期間に子供を授かっており、コナーはもう二度と自分の妻と子供を手放したくない、と強引にでてしまうのです。

 

 

当然、そうなるとアンナはどうでるか・・・・

 

 

お互い心の傷と持ちながら不完全ながらも歩み寄っていくロマンス。全般的に、ちょっと重苦しい雰囲気なので、糖度甘めがお好きな方はご注意を