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ショーン・エリオット・ピカート『恋の魔法をかけられて』を読んだ感想

ショーン・エリオット・ピカート『恋の魔法をかけられて』を読んだ感想

イタリア人ドクター ベンと記憶喪失の女性ミーガンのロマンス。

 

ベンが陽気に森のお散歩していた時、偶然怪我をした女性を発見。怪我をしてる彼女をなんとか助けだすと、どうやら記憶喪失らしい。

 

ひとまず病院につれていき、彼女に怪我がないかどうかを確認します。そこで判明したのは、崖から転落した怪我ではなく…長くにわったって虐待された痕跡。

 

一体、彼女に何がおきたのか。夫から逃げ出してきたのか。

 

二人は惹かれながら、ヒロインの記憶をたどり結ばれる・・・はずなのですが、一筋縄ではいかないロマンスでございます。

 

⇒恋の魔法をかけられて (シルエット・スペシャル・エディション―独身が最高? (N830))

 

恋の魔法をかけられての感想<ネタバレ>

 

最初から、水をさすようにいって、申し訳ないですが。

いささか最後は拍子抜けの作品です。ネタバレ全開でいきますんで、読みたくない方は、速攻閉じてください。

 

まず、喪失の女性ミーガンは、DV夫から虐待されていて、命からがら逃げてきます。つかまったら、精神病院に送られてしまう。夫はミーガンを、ロボットのように仕立て上げ、自分の気に入らない事があると虐待。なので、身体には殴るけるの後や骨折の後があるんですよ。

 

ベンは、そんな彼女を守ってあげたい、と思い、二人は一緒に暮らします。まぁ、ミーガンの記憶が戻らないので、その地点ではどうしようもないですしね。

 

二人はほどなくして、惹かれあい、結ばれるのですが、ベンはミーガンに対して将来の約束をしません。

 

何故って???ベンは将来的に目が見えなくなってしまうから。遺伝的にそうらしんです。

 

 

なので、彼は春がくれば春のそよ風を楽しみ、夏がくれば暑い日差しを浴び、そして秋がくれば木の葉の匂いに感動し、といった今しかできない生活をおくるために田舎へ隠遁してきました。だって、いつか目にすることができなくなってしまうから。

 

そんな生活の中に登場したミーガンに惹かれながらも、約束をしてあげることができず、彼一人でジレンマに陥ってます。

 

最後、オチは「え???マジで?」といった感じ。

もう致命的ですよ。このドクター。なんというか、早合点なんでしょう。

 

表紙も強烈。腹がでてますよ。これがイタリア人のセクシーなんでしょうか?

どうしても表紙を紹介したくて取り上げました(笑)

 

 

 

 

 

ダイアナ・パーマー『婚約のルール』<テキサスの恋13>を読んだ感想

ダイアナ・パーマー『婚約のルール』<テキサスの恋13>を読んだ感想

テキサスの恋13作目。ジェイコブズビルの医師ドクター・コルトレーンと、同僚のルイーズのロマンス。地域医療を支える二人の仲は険悪。

 

なにかにつけ、コルトレーンはルイーズを叱りつけ、彼女は涙をこらえるのに必死。

 

コルトレーンがルイーズに辛くあたるのには訳がありました。愛したくても愛せない切ないルイーズと、揺れるコルトレーンの気持ちに胸キュンの作品です。

 

テキサスの恋って何?という方はこちらをどうぞ

 

ダイアナ・パーマー『テキサスの恋シリーズ』情報まとめ

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序盤のあらすじ

ルイーズはジェイコブズビルの病院に勤める医師。両親の故郷のジェイコブズビルに一年前やってきました。彼女には悩みがあります。

 

上司でパートナーのドクター・コルトレーンが何かと辛くあたってくる。

 

去年のクリスマスあたりから、激しく彼女を叱責するようになりました。彼の厳しい言葉に涙をこらえる毎日。ドクター・コルトレーンに片想い中のルイーズは、一層彼の冷たい言葉に傷つきます。

 

なにか、私が悪い事をしたのかしら。

 

ある日、病院で受話器を取り上げると、何かしら声が聞こえました。混線してるのかな?と思いながらも、受話器を耳にあてると、ドクター・コルトレーンの声。

 

「・・・言っただろう、彼女の素性を知っていれば絶対に雇ったりしなかったさ。ブレイクリーの娘だとは知らなかったんだ。彼女の父親がぼくの愛した女性にしたことは一生許せない。ルイーズはいつもそれを思い出させて僕を苦しめ続ける」

 

 

「ルイーズがいるだけで不愉快だ。彼女がここから、ぼくの前から去っていってくれるのなら、金を払ったっていい。それも早ければ早いほどいい!」

 

 

ルイーズは彼の言葉に動揺をしながらも、自分のオフィスで辞表を書き、コルトレーンのオフィスの机に置きました

 

 

『婚約のルール』の感想

私の大好きな作品。何度も何度も再読してます。シリーズを通して登場回数の多いコルトレーン夫婦のなれそめ?。オシドリ夫婦かと思いきや、こんないきさつがあって結ばれたとは知りませんでした。

 

 

「人を愛する」「結婚」に対して恐れや不安が強いとき、あえて「想いが伝わらない相手」や「望みが叶いにくい相手」を選びがち。ルイーズもそんな女性の一人。

 

 

もともと物静かなルイーズは、暴力的な父親との関係で、ポーカーフェイスでいれば嵐は過ぎ去ることを学びます。怯えたらさらに暴力を振るわれる。なので、辛辣なコルトレーン(ニックネーム:コパー)に対しても同じように接します。

 

悲しくても涙は見せない。
何もなかったフリをする。

 

 

ですが、コパーの本音を電話越しに聞いてしまい、さすがのルイーズも涙をこらえられません。片想いの男性に、あんな風にいわれるなんて…

 

 

もう、コパー(ヒーロー) 鬼!!かばいようがない!!

 

そもそも、コルトレーンは癇癪もちの男性。自分でも自覚ありで、ルイーズに対しての態度は百も承知。それを、怒るでもなく、泣くでもなく、さらりとルイーズに流されていると感じ苛立ちを隠せない。無視されてると思い、さらに辛くあたるという悪循環。

 

コルトレーンは彼なりにルイーズを嫌う理由があるのですが、ルイーズからしたら理不尽きわまりない。なんたって、彼女の父親と自分の婚約者が(むにゃむにゃネタバレ)ですからね。

 

この作品の切ないポイントは、コルトレーン自身、実はルイーズに惹かれている部分。

おいおい。

 

 

彼女の父親が憎いけれども、(本当は)ルイーズには惹かれている。けれど、彼女は自分を全く相手にしていない。害虫のように毛嫌いされている。だから八つ当たりする。

 

ルイーズが辞表を提出し、初めて涙を見せた時、コルトレーンは罪悪感にかられ、やるせない気持ちでいっぱいに。なんとか彼女との距離を埋めようと努力をはじめますが、時すでに遅し・・・・コルトレーンは、彼なりに謝罪をしたり、誘いをいれたりしても拒まれてばかり。とにかく一進一退。

 

 

ルイーズの心の秘密にせまり、ハートをつかもうと、粘りに粘るコパーが見ものです。愛に臆病なルイーズの心をつかめるか(笑)

 

 

コルトレーンには、結婚を考えた女性が過去何人かおり、そのうちの一人がテキサスの恋12のヒロイン カウガールジェーンです。彼女とは、兄妹のような関係ではあり、とても親密な関係⇒『恋の計算いたします』

 

気性の激しいコルトレーンと、勝気なジェーンはお似合いね、と周囲は思っていましたが彼が熱くなるのは、内気で物静かなルイーズ。もえますよ。

 

コルトーレンとルイーズの共通の趣味は電車模型(しぶい)。部屋いっぱいに小さな家や駅舎を配置しながら、線路を組み立て、走る模型電車を、二人で眺めるシーンが大好きです。二人が夢みるのは、穏やかで暖かな家庭。

 

ルイーズを抱きしめるたび、家にかえってきたような優しい気持ちになるコルトレーンに、こちらもしんみりです。

 

テキサスの恋13と14が同時収録されてます。ご注意ください。