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ロマンス手帖

ハーレクインロマンスなどの海外のロマンス小説の感想ブログ。あらすじの紹介です。多少のネタバレあり。

ダイアナ・パーマー『結婚の代償』<テキサスの恋17>を読んだ感想

ダイアナ・パーマー『結婚の代償』<テキサスの恋17>を読んだ感想

テキサスの恋17作目。ビスケット大好きハート兄弟の次男キャラハン(キャグ)と、ハート家の若き家政婦テスのロマンス。

 

 

特殊部隊の経験ありのキャグは兄弟からも恐れられる気難しい男。豚が主人公の映画(ベイブのこと?)をみてからは、可哀想で豚肉をたべないといった可愛い面も。

初心なテスに愛のレッスンをするキャグ。読んでるこちらが赤面してしまう作品。恥ずかしい~。

 

 

テキサスの恋って何?という方はこちらをどうぞ

 

 

【まとめ】ダイアナ・パーマー作品<テキサスの恋>情報のまとめ

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あらすじ&感想<ネタバレ全開>

 

ストレートな物言いと、気難しい性格。ハート家兄弟の中でも、ひときわ付き合いずらい次キャグが今回の主人公。

 

彼がひそかに想いを寄せてる女性は、ハート家の若き家政婦テス。テスは、際立った美人ではありませんが、彼女が喜ぶと内側から輝きが見えるよう。

 

ご機嫌な時には、掃除をしながら歌を口ずさむ可愛い女性。

 

ハート家の他の面々は、テスが大好きで(笑)、ちょっと彼女にいたずらしてからかったり、四男レオはテスをデートに誘いたいって思ったりするくらい。

 

 

でも、次男キャグは、テスのあらさがしばかり。あれこれ、因縁つけてはネチネチいびります。読んだ方はわかると思いますが、かなりのパワハラです。

 

 

 

すべてはテスへの想いがそうさせている(らしい)のですが、しらぬはテスばかり(笑)

 

 

 

キャグから文句を言われ、鋭い目で監視される・・・(こわいですわ~)

 

 

 

「もう、ハート家では家政婦はやってられない。出ていくしかない。
私は、そんなにも嫌われてるのかしら。」

 

 

テスは、キャグに追い詰められてて、ギブアップ。

 

 

テスが荷物をまとめてハート家を後にする寸前、キャグもやりすぎたと思ったか、反省。自分の幼い頃のツライ思い出話をテスに打ち明けます。母親との温かい触れ合いってハート兄弟にはないんですね。

 

 

キャグとテスの距離が、ほんの少し近づいたと思った瞬間・・・

 

 

何故かここから、テスはキャグに恋心を!!えぇっ???いいのか!テス!ああ、あんなに八つ当たりされていたのに、優しくされてキュンして好きなっちゃっていいの?(笑)

 

そこからは、キャグとテスの一進一退の恋愛展開。

 

 

キャグはテスに誕生日プレゼントにペンダントをおくったり、デパートで彼女の服を買いそろえたりと、なかなか不器用ながら頑張るのですが、いかんせん、生来の気難しさがするっと治るわけもなく、テスの想いをかかえてモンモンとし、結局は八つ当たり(笑)

 

 

かつてのフィアンセとの破局や母親からの仕打ちをかかえたキャグの複雑な男心。それをしるのは、ハート家の兄弟だけ。

 

 

そうはいうものの、キャグは八つ当たりしながらも、弟たちのいないところでは、ちゃっかりテスに大人の恋愛のレッスンの手ほどきしてるんですよ。

 

 

もう、どっちなの~好きなの?嫌いなの?

 

二人の気持ちを、弟たちも知ってかしらずか、他のシリーズ展開と同じく結婚へと後押しをします。

 

 

最後の最後まで、辛辣なキャグですが最後にポロリと本音。何故、彼女に辛くあたってしまったのか。

「ぼくは君にふさわしくないと思ったんだ」

 

おいおい。迷惑だな。

 

 

物語の最後、テスはキャグの膝にすわり、彼にビスケットを食べさせています。ビスケット大好き弟達は、幸せいっぱいのキャグとテスを眺め、うらやましそう。不器用なキャグに八つ当たりされ可哀想ではありましたが終わりよければすべて良しということで。

 

突っ込みどころ満載の理不尽なストーリも、なかなか楽しめるロマンスでした。

 

 

◆テキサスの恋の次作は・・◆
第18作目 『トム・ウォーカー』
投資カウンカウンセリング会社経営のトムと、彼の元秘書イリ―ジアのロマンス。
イケてるビジネスマンのトムの、とっても個人的な事情が、二人の仲をややこしくさせてしまってします。

スーザン・フォックス『黒い羊』を読んだ感想

スーザン・フォックス『黒い羊』を読んだ感想

育ての親だった叔父が亡くなり、葬儀に参列するため、ひっそりと故郷に戻ったウィラ。
交通事故で親友を死なせ、街を逃げるようにでてから5年。

 

 

「厄介者の羊」の烙印と、周囲からの誤解と”人殺し”の汚名。そして、死なせてしまった親友の兄クレイへの淡い恋心。

誤解とすれ違いに耐え忍ぶウィラに涙ホロリの作品です。

 

 

『黒い羊』のあらすじと感想

 

 

舞台はアメリカ の牧場。かつて、親友を事故死させてしまった”汚名”を一身にうけたウィラが、叔父の葬儀に参列したシーンからスタートします。

 

 

ウィラ自身は、遠く離れた土地で馬専門の牧場経営者として生計を立てていました。
あの辛かった出来事を、故郷の街の人たちが許してくれてるのかも、と淡い期待をもちながら、叔父の葬儀に参列しますが、見事に希望は打ち砕かれます。

 

 

そればかりでなく、彼女の姿を目撃した叔母が、ショックのあまり葬儀中に倒れてしまいました。「あなたのせいだわ!」となじる従妹ペイジ。

 

 

突き刺さるような遠巻きからの視線。故郷に帰ることすら許されないのは明白。

 

 

ところが、倒れた叔母が、意識を取り戻し、思いもよらぬ提案を持ち掛けます。
私の牧場の立て直しをしてくれない?

 

 

善良で優しい叔母は、ウィラが故郷を離れていった過去を深く悲しんでおり、戻ってきてほしいと思っていました。

 

 

「ああ、あなたが街を出ていくのを、どうして強く反対できなかったのかしら」

 

 

自分を思う叔母の想いが痛いほど感じられ、断って叔母の病状を悪化させるのは忍びないと感じるヒロイン。

 

 

迷いに迷い、しばらくの間だけと約束し町に残ることにしました。ここから、孤立無援での牧場の立て直しが始まります。誰一人彼女を助ける人はいません

 

 

街では買い物一つスムーズにできず、品物を注文したくて店頭に出向いても店員に無視されます。牧場の雇われ人は、給料泥棒も同然ですし、従妹のペイジは牧場仕事を手伝うなんて、とんでもない。

 

へとへとになりながらも、一生懸命に頑張る姿に心が打たれます。もうだめ、もう無理、と思いながらも、その日一日だけと思い頑張る彼女。そんな懸命な姿をみているのは、亡き親友アンジーの兄のクレイ。

 

妹を死なせた憎い奴。

 

早く町を出ていけとばかりに、冷たい視線で彼女をにらみつけていますが、一方でウィラの頑張る姿も見ています。

 

 

妹を死なせてしまった後悔と深い悲しみは、彼女も同じなのだ、と考えはじめます。
アンジーの埋葬されている墓地で泣き崩れ、そして夜はアンジーの名前を呼びうなされてる。

 

そんな痛々しい姿を見るたび、クレイは憎しみを奮い立たせようとするものの上手くいかなくなっていました。

 

この物語のポイントはヒロインが親友殺しの汚名を背負っている部分。どんなにクレイが許したといっても、わだかまりが残ります。

 

 

かつて恋心を抱いていたクレイとの和解に、喜びと悲しみが錯綜するするウィラ。
真実をつたえるには、遅すぎる。

 

 

自分を信じてもらえない絶望感と、わたしじゃないと声を大にして伝えたい強い気持ち。そうできない、きらめきったヒロインの声にならない言葉が心に響きます。

 

 

従妹ペイジの策略に、再び周囲が騙されてしまうのか。切ないという言葉で表すには、悲しすぎるロマンスストーリーです。

ダイアナ・パーマー『実らぬ純愛』<テキサスの恋27>を読んだ感想

テキサスの恋27作目。ハート兄弟 四男レオと心理学勉強中の大学生ジャニーのロマンス。

 

ジャニーは、とにかくレオに夢中。
 

彼の好みが、活発な女性だと聞けば、今までやったことない父親の牧場の手伝いをしてみたり、いっぱしのカウガールになる努力をするジャニーなのですが。

 

親友に裏切られ、レオには陰口をたたかかれ、何かと可哀想なヒロイン。頑張る彼女の姿がかわいいロマンスです。

 
 

テキサスの恋って何?という方はこちらをどうぞ

 

 

【まとめ】ダイアナ・パーマー作品<テキサスの恋>情報のまとめ

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『実らぬ純愛』の感想&あらすじ<全開>


ジェイコブズビルで、ちょっと変わり者の兄弟といえばハート兄弟。

登場人物を紹介

  • 長男・・・サイモン(サンアントニオで弁護士。バツイチ同志で再婚。)
  •  

  • 次男・・・キャグ(牧場経営 なにかと兄貴風ふかせる寡黙な男。でも映画ベイブをみてから豚肉を食べないという可愛い面も。年若い家政婦と結婚。))
  •  

  • 三男・・・コリガン(牧場経営 兄弟の中では苦労性らしい。長年の想い人と結ばれハッピーエンド))
  •  

  • 四男・・・レオ)
  •  

  • 五男・・・レイ(兄弟の中では激しやすい性格。思い込みが激しいので、一度こうと決めつけるとムキになる?兄レオを助けた看護師と縁がありハッピーエンド)

 

ハート兄弟は、ジェイコブズビルでは新参者の部類。おじいちゃんが遺産で牧場を残したので、立て直しにジェイコブズビルへやってきました。かなりの資産家です。長男、サイモンをのぞいて、兄弟で牧場を経営してます。
 

 

ハート兄弟はビスケット狂いの独身主義。男ばかりの謎の五兄弟。ジェイコブズビルでは、ちょっと異質な存在。

 

 

今回の主人公 三男レオは、兄弟の中では人当たりもよくハンサム。いっくら変人兄弟とはいえ、ハンサム&金持ちときたら独身女性が目をつけないわけはありません(笑い)

 

 

そんな女性たちを適当にあしらいつつも、自分よりも変人な兄弟たちが次々と結婚を決め、同居していた家から独立してしまったので、大きなお屋敷にポツーンなレオ。
ボッチな彼は、本当はちょっとだけ結婚にあこがれていたりするんです。

 

 

ただし!!懇意にしてる近所の牧場主の娘、ジェニーだけは対象外。

 

 

本当のところ可愛いなぁと、思っていますが、彼女の一途な気持ちを受け止める自信がない、というのが彼の正直な気持ちでした。

 

 

親友に裏切られながらもレオに好かれる努力をするヒロインが健気すぎる

 

 

ジェニーは、かつては裕福な牧場のお嬢様。牧場の手伝いもしたことなくて、とにかく上品な女の子。大学では、心理学を勉強をおさめてて、次の過程はなんにしようかな~なんて、思ってたリします。
 

 

レオにだいぶ前から熱を上げてて、とにかく彼に好かれるために自分改造計画に取り組んでます。が、ここで彼女にニセ情報を吹き込む悪いヤツが。

 

 

親友のアドバイスを元に、カウガールの真似事をしてみたり。下手すぎる料理を克服しようと奮闘したり。とにかく、親友にレオへの恋心を相談しながら「どうやったら彼に振り向りむいてもらえるか」を、一生懸命考えて、実行します。

 

 
ところが、彼女の親友は、とんだ食わせ物。ジェニーの親友が二人の恋路を邪魔するべく、逆の情報をジェニーに耳打ちします。ジェニーの頑張りが健気で可哀想になってきちゃいますよ。

 

 

当のレオはというと、今までいいな~と思っていたジェニーが、自分の好みと逆の事をやり始めて当惑気味。しかも、ジェニーの親友は、レオ側にもジェニーの悪口をふきこみます。

 

 

もう、レオはまんまと思うつぼ。彼の騙され具合も痛快です。この人単純なんかな~。
 

 

後日、真実はあきらかになるのですが、自分の親友にはめられていた事実に傷ついたジェニーは、レオとも距離を置き始めます。ジェニーの父親の牧場の経営も思わしくない。

 

 

いつまでもお嬢様気分でいられないと、進学をあきらめて、ウェイトレスの道を選ぶのですが…。

 

 

父親の牧場が傾き始めたのには、父親所有の牛が謎の死を遂げたから。そこには理由があって犯罪の匂いが。彼女のつとめるレストランにどうやら、怪しい人たちが出入りしてるとの情報をつかんだレオは、もういてもたってもいられない。

 

 

彼女を傷つけてしまった罪悪感か、それとも守ってあげたい保護欲か。レオの強引な行動に、やさしさと愛情、戸惑いがみえるのが面白い一作。
確かに父親と懇意じゃぁね〰。良からぬ思いを抱いてしまうと、悪いことしてる感覚になるんでしょうかね。