テキサスの恋11作目。独身をつらぬくテッド40歳と、不幸な未亡人コリーン24歳のちょっと大人なロマンス。
コリーンは、夫バリーと死別。年下の従弟バリーを弟のようにかわいがっていたテッドは、コリーンのせいで従弟が不幸な結婚生活を送ったあげく、死んでしまったと大きく誤解。コリーンを責めまくります。
誰も知らない亡き夫バリーとコリーンの結婚生活の真実は・・・シリーズの中ではシリアスなストーリー。
テッドの鬼畜度はかなりきてます。ストーリーにDV入ってるので、苦手な方はご注意を。
『目を開けてキスして』<テキサスの恋11>を読んだ感想
テキサスの恋シリーズ11作目。シリーズなじみがない方は、こちらをどうぞ。⇒テキサスの恋シリーズ情報まとめ
えー軽くネタバレはいりますんで、嫌な方はここで撤退を!
---------------線引き-------------
ヒロイン コリーンは未亡人。夫バリーは、車の転落事故で死亡してるんですね。残された彼女は25歳になるまで、夫から相続した財産をつかえないことになってます。
管財人は夫バリーのいとこテッド・リーガン。
テッドにお願いしなければ、コリーンは生活費さえ手元にない状況です。しかも、義母は早速コリーンを家から追い出そうとしている始末。
住む場所をさがし、仕事をみつけ自立しなければいけない・・・(´;ω;`)
で、テッドの妹サンディが、親身になって、コリーンを優しく励ましてくれるんですが・・・赤裸々に語られる事実に、もうガクブルです。
コリーンにとってバリーとの結婚生活はひどいもの。暴力を振るわれ、言いたいこともいえない恐怖におびえた暮らし。でも、テッドは外面がいいから、そんなことわかんないんですよね。他人からみると。
弟のようにかわいがっていたバリーの死で、落胆しているテッドはコリーンに心無い言葉を投げつけます。
お金に目がくらみ結婚したんだろう
君がバリーを殺したんだろう。
ってな具合でね。
実は、結婚前、コリーンはテッドにほんのり恋心を抱いていたんですが、いろいろ事情があって、バリーと結婚。夫婦間の事情をしらないテッドから、心ない言葉をいわれて、コリーンは傷つきます。
しかも!事実を知らないジェイコブズビルの人々もあれこれ、噂をながす始末。飲酒運転をさせ、夫を死に追いやった原因はコリーンでは??!なんて、憶測も。
もう、コリーンの味方はサンディだけ。
しかも、しかも、実はテッドの方もコリーンがいいなぁ、なんて本当はおもっていて。実際、妹のサンディも気がついてるんすが、メッチャ ヒーローかたくななんです。
バリーも亡くなったんだし、過去の事水に流して、コリーンをうまくやったら?とそれとなく促すものの・・・コリーンにひどい暴言はきまくりで、「君を傷つける事はしない」と言いながらも舌の根の乾かないうちから、コリーンに当てこすりをいう始末。
実の妹からも、「やっぱり性格は変わらないね」と、投げ出す始末。彼は彼なりの理由があって、コリーンを避けているのはわかるのですがね。
DV夫にナイフで切り付けられ、服もろくろく買ってもらえないコリーンに、あの当てこすりはひどすぎる。コリーンが撫でたという理由で、犬を銃で撃ち殺すような夫です。
朗らかで明るいノリのテキサスの恋シリーズの中に、妙にシリアスな作品が一冊混じってました。DVって洒落にならないので、私、本当に苦手です。読みますけど(笑)
あ、そうそう。
10作目 夢からさめたら のエメットにジェイコブズビルの牧場を任せたのが、テッドリーガン。しぶい40代のミドル・・・のはずなんですが(苦笑)
なんだか、素直になれない様子。もちろん、懺悔とセットになってますので^^ 鬼展開がお好きな方にはおすすめです。
★次のシリーズの感想です
▼目次に戻る▼