御曹司ドリューと新入社員ケイトのオフィスラブロマンス。
めずらしい男性一人称。結構評判よかったので、購入してみました。が、甘くてロマンチックな展開がお好きな方は、ぶぶーって感じの本でしたよ。
ネタバレいりで感想紹介しますんで、NGな方はここで引き返してくださいね。
エマ・チェイス『もつれた関係』を読んだ感想 ネタバレ
えっとヒーロー ドリューは
- イケメン
- 仕事もできる
- おぼっちゃん
の三拍子で、もうモテモテ君。
自意識過剰ぶりが、とっても痛い。そんな彼の「語り」から物語はスタート!
彼は、パパの会社ではたらいてます。遊び人の面とは裏腹に、仕事で結構堅実路線で、手堅く進めるタチ。で、そこに新入社員としてはいってきたケイトと、ロマンスの気配が漂うのですが、なにしろドリューは「自分が一番」じゃないと気がすまないタチ。
ケイトがなまじ仕事ができるから、腹立たしくて仕方ない。子供みたいなイジメしたり、仕事の脚を引っ張るような嘘をついたり、かなりイタイ。
ケイト自身は苦労人で10年つきあってる自称ミュージシャン(?)が婚約者。彼女の仕事のキャリアになれば、と支え続けてくれたハイスクール時代からの恋人。でも、だんだんとキャリアを高めていくにつれ、二人の間に溝ができつつあるのはいなめなくて、そんなときに「俺様のドリュー」と出会います。
ガッツがあって、ドリューの意地悪にもめげない。ケイトはやられたらやり返す!
でも、二人は喧嘩するほど仲がいいのか、惹かれあっちゃうんですよねー(しみじみ)
もえちゃうんですよ・・・・
それを「ドリュー目線」で語るんですが、本当に「男ってしょうがないわね〰」って感じです。まぁ、最後「わたしを愛してるっていつ気が付いたの?」とドリューにケイトがきいた時の答えが
「はじめて中だしさせてくれたときかな~」ですって!!あはは。
男の人、いいそうじゃないですか?
でも、ドリューは
- ・父親と母親がセックスしたのは、自分と姉が生まれることになった2回のみ
と、信じてて(信じたい)なんだか、憎めない奴なんです。最期、怒涛の勢いケイトを落とそうとする彼の思いはいかにも、いかにも!土下座ヒーローがお好きな方は是非どうぞ!