- キャシー・ウィリアムズ / コンテンポラリー / ★★★
秘書のジェイミーが悩みを抱えているのを見抜くボス ライアン。
そこから、なぜかヒロインが気になって仕方ない。
モテモテボスと、冷淡な秘書のオフィス外ロマンス。
彼女の悩みが仕事に影響を及ぼすと、僕にも迷惑がかかる!という独自の理由で、グイグイアプローチします。
自分は、自由を愛し、束縛されたくないわりには、ヒロインのプライベートに踏み込む踏み込む(笑)強引ボスのロマンスです。
序盤のあらすじ
自由奔放な妹に悩まされるジェイミー。妹が結婚をし、心配の種が減ったと思いきや夫婦喧嘩をし、ジェイミーの家にくるらしい。
電話で、妹の話を聞かせれ、ジェイミーは会社に遅刻をしてしまいました。ボスは遅刻を許さない。暗い気持ちで、オフィスに向かいます。
案の定、ボスはこれ見よがしに時計をみて眉をひそめ鋭い視線を彼女に向けました。
早速、遅れた分の埋め合わせをするため、仕事にかかろうとするジェイミーにボス ライアンは思わぬ質問をしてきます。
「遅刻の理由はなんなんだ?」
「週末、忙しかったのか?ゆうべ遅くまでおきていたとか?それとも二日酔いか?」
「それなら、目覚まし時計が鳴らなかったのか?それとも・・・」
あいまいな返事をしているジェイミーに、食い下がるボス ライアン。
ジェイミーは、はっきりとした理由を言えない状況をもどかしく感じます。
社内に嫌な噂を立てられたくない。
不用意な返事をしたあげく、誰かに足をすくわれることなんて絶対あってはならない。
「私生活についてお話するつもりはありません」
とにかく、何かいわないと、この上司はどこまでも食らいついてくる!
感想です
ジェイミーのボスは巨大複合企業の社長です。
大富豪ではなくコングロマリットです(笑)
グローバルですね。それは、さておき。遅刻の原因をはっきり告げなかったので、ボスのライアンはジェイミーに興味を持ち始めます。
ひょっとしたら、彼女が社内で不満をもっているから?
誰かがセクハラしたのか?
彼女の個人的な考えを把握しておきたい。それはゆくゆくは、仕事能率に関わり、スムーズな仕事ぶりにつながるからだ!なかなか、強引な発展的な考えをお持ちの社長で、あれよあれよの内に自宅まで押しかけ、結局はジェイミーの悩みの原因を突き止めます。
そこで、彼の悩みの解決方法が斬新。なんと、自分のバハマのバカンス(名目は出張)への同行させる。妹夫婦の喧嘩に巻き込まれないようにジェイミーを日常から連れ出すボス。妹夫婦たちには、自分で解決させるのだ。
完璧(?)な、ボス理論的に従い、ジェイミーはバハマに行くのですが、そこで二人はロマンス関係になりました。そして、バカンスいや出張から戻ってみると、妹夫婦は仲良しこよしになっていて、問題解決。さすが、ボスですね(笑)
問題も勝手に解決しており、正直メリハリが少ないストーリーです。
でも、さらっと読み進められるのでボス秘書設定がお好きな方はどうぞ。