テキサスの恋7作目。どこか影のあるトレメイン家の次男ハーデンがヒーローです。
偶然、出張先のホテルでヒロインのミランダと出会いました。彼女は、先日夫を亡くしたばかり。訳ありの二人同志のロマンスが、トレメイン家兄弟に助けられどのように発展するのか目が離せない作品。
ぽっちゃり女子が、モテモテなのですが、この作品、その逆いってます。
『悲しみをとめて』の感想 ネタバレ
テキサスの恋シリーズ第7作目。シリーズなじみがない方は、こちらをどうぞ。⇒テキサスの恋シリーズ情報まとめ
えー、トレメイン家ってジェイコブズビルでも資産家で有名でして。あと、資産家だけでなく、男ばっかりの兄弟っていうのでも有名なんですよ。
でね、四兄弟のうち、次男ハーデンだけが父親が違うんです。これも周知の事実で、オープンなんですね。色々わけありで、次男だけが父親ちがうんですが、兄弟も母親も、亡き父親である養父も、その事実を普通に、うけいれてます。ただ、本人だけが気にしてるという(´;ω;`)
ハーデンは、母親がどうしても許せないんです。で、兄弟なぜーか彼だけ陰があるというか・・・陰気というか。
三男はちゃっかりしてるのにね^^
で、そんな彼の相手になるのはミランダ。こちら×1未亡人ね。彼女は、三週間前、車のスリップ事故で、夫と、お腹の中にいた赤ちゃんをなくしたばかりという、かなりヘビーな状況です。
シカゴのバーで二人は出会うのですが、惹かれ合うに時間はかからず。
っていうのは、ミランダって、あまり夫とうまくいってなかったんです。もともとは近眼メガネっ子。美容スクールに通い、メイクを習い、コンタクトレンズデビューしたら、男性と知り合いスピード婚。そして、スピード妊娠。
婚活頑張ったら、たまたま、うまく成功しちゃったケースでしてね。そして、相手を見る目がなかったという不運が重なり、さらに事故って不運がかさなります。
で、ブロンドグラマー美女が好きな元夫から、短い結婚生活で、心無い発言をされ、女性として自信のないんですわ。
黒髪でやせ型のミランダはスタイルがよくないと気にして、パットをいれたり、セクシーな衣装をきたりとハーデンに涙ぐましい努力ね。
ただ、そんな彼女をみて、あんまりハーデンはいい気しないんですよね。ほれ、母親のトラウマがあるでしょ。
でもね、そんなミランダが涙ぐましい努力をするのは、自分に好意をもってくれてるから?って思い始めて、だんだん「人をすきになる」ってどういういことか、わかりはじめるんです。
だって、普通で考えたら、彼女、状況的にまずいでしょ。だけど、お互い惹かれ合うがとめられないんです。そう思うと、自然に母親に対しての気持ちも変わっていってという展開です。
もうね、兄弟のかーちゃんかわいそうでね。妻子ある身で、ハーデンの父親とも恋に落ちたのは事実でして。不倫は、褒められたことじゃないんですが、それは事情もありまして。
結局、ハーデンの父親はなくなってしまって、つきあい自体は、長く続くことはなかったのですが・・・やっぱり心のどこかで彼を忘れられなかったりします。
でもね。日に日に自分が愛した男性とハーデンがそっくりになっていくのをみつつ(´;ω;`)
息子から疎まれ、憎まれつづける毎日。しかも夫は、自分の不倫?を許し、さらにはハーデンも実子と同様の扱いをしてくれる。つらい思いを察すると、ちょっと可哀想かな、と。
ハーデンが母と和解のシーンは、ちょっとイイ話ですよ。あ、ラブロマンスよりも個人的にはそっちがよかった・・・ハーデン、愛を知り人を知るの巻って感じです(´;ω;`)
★次の巻の感想はこちら
▼目次に戻る▼