テキサスの恋6作目。
長身で精悍な顔立ちのカウボーイ頭C・Cと、牧場主の娘ペネロペのロマンス。どこからかやってきた素性のわからないC・C。ペネロペは、初めて彼と出会った時から恋に落ちていました。
ぽっちゃりヒロインと、ちゃっかり(?)ヒーローのほほえましいロマンスです。
『テキーラのあとで』<テキサスの恋6>を読んだ感想
テキサスの恋シリーズ6作目。シリーズなじみがない方は、こちらをどうぞ。⇒テキサスの恋シリーズ情報まとめ
えー、ジェイコブズビルって小さな町らしいんですが、「あそこの家かわってるわよ」「お金持ちよ」みたいな、ちょっと注目あびてる家がありまして。
その筆頭が、トレメイン家です。今回のヒーローは、三男のC・C。
ジェイコブズビルで、資産家のトレメイン家ですが、わけあってC・Cは素性を隠して、ジェイコブズビルエリア外の牧場でカウボーイとして働いています。
でね、このC.Cの素性をしらず、雇ってるのがペネロペ父&ペネロペ。彼女の家は、母親を亡くしており、父子家庭で牧場をきりもりしてまして。かなーりC.Cを頼りにしてます。
いい男で、仕事ぶりもよくて文句なし。ただ、彼は、一年に一度、C・Cは酒を浴びるよう飲むんですよ。
C・Cの雇い主ペネロペの父は、酒を嫌ってましてね。娘のペネロペは、その日がくると、父親とC.Cがガツンとなにかやらかすのではないかと、心配でたまりません。
実は、C・Cが、酒を飲むのは、妻の命日だったという・・。
で、例年そんな感じなんで、ペネロペ心配して、彼を探しにいくわけですわ。でも、彼のんだくれてて、ごねる・ごねる。
やだやだ、かえりたくなーいって。うぜーな。
そして、「君はいつもこうして僕のことを気づかってくれるのだもの。いっそのこと結婚しないかい?」とか言い出す始末なんですよ。もう、これだからモテる男はこまるね。
まぁ、よっぱらいの言ってることなんで「ま、いっか」と思い、ペネロペも「はいはい」って、結婚しちゃうんです。もともとCCはスキだし、明日になったらどうせ忘れてるだろうから、っていう軽いノリで。記念よ、記念。
「どうせ、メキシコで挙げた挙式だもの。アメリカに帰れば無効だわ。」
が・・・・・無効にならず(´;ω;`)
しかも、当該男性C.Cは、まったく記憶もなく。悪いのはペネロペばかりと、せめるんです。酔った自分をチャペルに連れ込んだ。彼女の策略にはめられたと勘違いし大激怒のC・C。
↓きいてくださいよ、こんなこというんですよ!!
「きみは陰険で、ずるくて、たぶん金が好きな欲張り女なんだな」
あんたのこと、金持ちだってしらんし(^_^;
しかもね、ペネロペ、ちょっとぽっちゃりなんです。自分を太目で醜い田舎娘と思い込んでいます。「私がドレスを着ると、寸胴のワニみたい」という自身のコメントも。
ヒーローC・Cも、そんな彼女を常々、ちょっとぽっちゃりでかわいいなぁ、と本当は思っているのですが、ついつい勢いあまって「太目の策略家」呼ばわり。
なんと。ひどい。スゴイ暴言。
ところが、男心はわからないものでしてね。時間が経つとかなり冷静になるわけです。
もともとC・Cはペネロペのことを憎からず思っていたし。この偶然の結婚も「いいかもね?」と思い始めます。いやいや、結婚証明書は宝物かも?くらいの、気持ちのかわりぶり。
「太目の策略家」呼ばわりしておいて、舌の根の乾かぬうちに、よくいうわ!!
しかもね、だんだん気持ちが彼女に傾いてくると、ペネロペの父親の牧場の共同経営者に名乗りをあげ、お金もさりげなく貸すという、ものすごい根回しの速さ(笑)
そして、あの暴言は「わすれてくれるといいな」ですよ!おい、こら!(怒)
後日談ですが。ジェイコブズビルズの実家では、C・Cがやってくると、兄弟たちが
「やれやれ、また来やがった!」
「おまえはここに住んでもいないくせに、食事が並ぶ時間になるといつもテーブルについているんだよな」
兄から当てこすりを言われてます。さすが三男、ちゃかり具合がすごい。
こう、C.Cって腹立たしいんですが、何故か憎めないという・・・
という、ちょっと、腹立たしい部分もありますがー個人的には面白いので大好きな1冊。たまーに読みたくなるので、若干中毒性ありかな?
⇒[小説]『テキーラのあとで』の詳細はこちらから[RENTA]
★テキサスの恋の次回作の感想はこちら
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