レノーラ・ベルのヒストリカルロマンス。「恥知らずな公爵たち」のシリーズをまとめました。まだ未読の方や再読する方のご参考にどうぞ。
レノーラ・ベル『恥知らずな公爵たちシリーズ』を初めて読む方へ
レノーラ・ベルのヒストリカルロマンス。イギリスのリージエンシーものですね。ちょっと癖のある貴族3人と、いわゆる訳あり女子のキュートでコミカルな作品。
途中、プッ笑いあり、ありえねーだろ、という突っ込みあり。でも違和感なく読み進められます。
まず、「恥知らずな公爵たち」は3人おりまして、まぁ、アレコレ若かりし頃は(今も?)オイタをされているわけですわ。彼らは、いかにも「貴族のテンプレ」にはまらなず、奔放な暮らしをしてるもんだから、お上品な人たちから「あれやこれや」いわれるわけです。
現代語でいうなら、いわゆる「や〇〇ん」みたいな?(笑)
でもですね、公爵様たちには、いろいろを思うところがあり、
- ・遠く離れた異国で労働を搾取されている労働者の苦しみに共感したり
- ・死別した弟への罪悪感に苦しんでいたり
- ・遺伝的な病気がいつ発病するのか恐怖におびえていたり
と、人知れずつらさを胸に秘めておるわけですよ。
ストーリーが進むにつれ、彼らの心情がわかりはじめ、やり〇〇野郎が、うーん、セクシーって見えてきちゃう。←オイオイ。
まぁ、そんな彼らをメロメロにしちゃうヒロインはいわんや!ちょっと変わってるというか。
ムチムチボディをわざと小さめの服に突っ込んで誘惑してみたり。「性の奥義」の翻訳したりと、かなり負けてませんですよ。
ああ、あんまり話すとネタバレになっちゃて、つまんなくなっちゃんで、これ以上は無理なんですけど。
「恥知らずな公爵たちシリーズ」こーんな人にお勧め
- ちょっと笑えるキュートなヒストリカルロマンスが読みたい
- ストーリーの雰囲気は明るくテンポがいいのがすき
- 公爵様のセクシーな魅力にメロメロになりたい
- ヒロインが(ちょっと)変わり者でもOK
なら、かなりの確率で楽しめると思います。公爵様の心のうちは、闇がありますが、全般としては明るく読みやすいストーリーなんで、どなた様でも楽しく読んでもらえると。
個人的にはかなりの推しのシリーズです。
でも、もし向かないとするなら「庶子もの」がNGの人は厳しいかも。庶子ものが苦手って方って意外にいらっしゃるので、そこだけ注意いただければ、面白く読めるとおもいますよー。
第1作 公爵のキスはココアの香り
外国帰りの公爵との嫁とりストーリー。ヒロインは玉の輿を狙う女性の替え玉の役。公爵を誘惑するのがお仕事です。。ムチムチボディを引っ提げて、嫁とり合宿(?)で、がんばって公爵様を誘惑するのが彼女の使命。
ばれる?ばれない?ってバレるんですが(笑)
素直になれない意地っ張りな公爵と、真実を告げることができないヒロインとの駆け引きが面白い作品です。
第2作 公爵とのワルツは秘密の匂い
ヒロインは貴族の女性なんですが、厳しいママのしつけが高じて、ちょっと神経質な性格に。ただ、1話で知り合ったヒロインの影響で、2話ではかなりの自由奔放さを発揮。ヒロインの成長ものです。
ヒーローとヒロインのアイルランドへの逃避行(?)がストーリーのメインですね。
第3作 花嫁はランの花に抱かれて
成金の父親にいに染まぬ結婚を強いられるヒロインが、わけあってヒーローと便宜結婚。
知的好奇心旺盛なヒロインアリスが、研究してるのはなんと「インドの性愛の経典」!
あれこれ、つきぬ質問にさすがに放蕩三昧のヒーローもたじたじ(笑)
私、これ1推しです。ヒロインの変人ぶりも可愛いんですが、ヒーローのセクシーさに鼻血がでて倒れそう。ニックに抱いてほしい。←え??
ロマンス小説のシリーズなどをまとめた記事です。