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ショーン・エリオット・ピカート『恋の魔法をかけられて』を読んだ感想

イタリア人ドクター ベンと記憶喪失の女性ミーガンのロマンス。

 

ベンが陽気に森のお散歩していた時、偶然怪我をした女性を発見。怪我をしてる彼女をなんとか助けだすと、どうやら記憶喪失らしい。

 

ひとまず病院につれていき、彼女に怪我がないかどうかを確認します。そこで判明したのは、崖から転落した怪我ではなく…長くにわったって虐待された痕跡。

 

一体、彼女に何がおきたのか。夫から逃げ出してきたのか。

 

二人は惹かれながら、ヒロインの記憶をたどり結ばれる・・・はずなのですが、一筋縄ではいかないロマンスでございます。

 

恋の魔法をかけられての感想<ネタバレ>

 

最初から、水をさすようにいって、申し訳ないですが。

いささか最後は拍子抜けの作品です。ネタバレ全開でいきますんで、読みたくない方は、速攻閉じてください。

 

まず、喪失の女性ミーガンは、DV夫から虐待されていて、命からがら逃げてきます。つかまったら、精神病院に送られてしまう。夫はミーガンを、ロボットのように仕立て上げ、自分の気に入らない事があると虐待。なので、身体には殴るけるの後や骨折の後があるんですよ。

 

ベンは、そんな彼女を守ってあげたい、と思い、二人は一緒に暮らします。まぁ、ミーガンの記憶が戻らないので、その地点ではどうしようもないですしね。

 

二人はほどなくして、惹かれあい、結ばれるのですが、ベンはミーガンに対して将来の約束をしません。

 

何故って???ベンは将来的に目が見えなくなってしまうから。遺伝的にそうらしんです。

 

 

なので、彼は春がくれば春のそよ風を楽しみ、夏がくれば暑い日差しを浴び、そして秋がくれば木の葉の匂いに感動し、といった今しかできない生活をおくるために田舎へ隠遁してきました。だって、いつか目にすることができなくなってしまうから。

 

そんな生活の中に登場したミーガンに惹かれながらも、約束をしてあげることができず、彼一人でジレンマに陥ってます。

 

最後、オチは「え???マジで?」といった感じ。

もう致命的ですよ。このドクター。なんというか、早合点なんでしょう。

 

表紙も強烈。腹がでてますよ。これがイタリア人のセクシーなんでしょうか?

どうしても表紙を紹介したくて取り上げました(笑)

 

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