ケイトリン・クルーズ『愛人のレッスン』の感想

おなじみギリシア人ヒーロー登場です。誰よりも自分を嫌い、憎んでいるニコス。彼はバルべリ一家に復讐を硬く誓っていました。

 

そんな彼に「愛人」の申し出をしたトリスターヌ・バルべリ。

 

復讐の駒にされながらも、彼を愛し許す彼女のやさしさと、ニコスの痛々しい過去に注目の作品。

 

表面的には強気ですが実は自己卑下Мタイプのヒーローですよ。

 

 

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スーザン・ウィッグス『ミスター・シンデレラ』を読んだ感想

新聞王と呼ばれた富豪の父親 を亡くしたマデリン。自ら会社を引き継ぎ、指揮とる決断をした彼女に、社員たちはいささか厳しい目線。美しく氷のような彼女の心の内は誰も知らない。

 

本当は、ちょっと人見知り。
もっと記者たちを打ち解けたい・・・

 

 

そんな彼女にひときわ辛辣な態度をとる男性ジャック・ライリー。むさくるしくて、貧乏。ファッションセンスは致命的。

 

 

でも心は誰よりも温かく、正義感あふれる敏腕記者ジャックにクリスマスの魔法がかかります。上流階級出身の人見知りマデリンと、むさくるしい敏腕記者ジャックのおとぎ話のようなロマンス。

 

 

まさに、シンデレラストーリーは、逆玉で、胸あたたまる一冊デス。

 

 

クリスマス時期にはオススメの一作です。推し!

 

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ペギー・モアランド『プレイボーイとの約束』を読んだ感想

青年実業家ローリと造園技師メイシーのロマンス。

 

メイシーは、シングルマザーの母親に育てられてきました。自分の父親は「タナー」という男性だと信じてきたのに、母親は今わの際で「あなたの父親は本当は違うの」と言い残して亡くなったのです。

 

シングルマザーといっても、彼女の母親はちゃっかりタナーから養育費はもらってました。認知はしないけど金は払う、というタナーを恨んでいたメイシー。真実をしり、母親がタナーをだまし、金をもらっていた事実にいたたまれなくなります。

 

そして、本当に彼女の父親は誰なのか??

 

メイシーの父親捜しの手伝いをするのは、タナー家の一人青年実業家ロリー。プレーボーイの彼が、メイシーの勇気と行動力、内面に惹かれて彼女に惹かれていくのが見どころのロマンスです。

 

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サラ・ウッド『氷の女王』を読んだ感想

大学生ジェンマとイタリア人伯爵ヴィットリオのロマンス。

 

父親の仕事の付き合いでイタリア人伯爵をおもてなしするジェンマ。母親が小さい頃に亡くなり、小さなころから女主人として家を切り盛りしています。

 

ジェンマはセクシーなイタリア人伯爵にひとめぼれ。ヴィットリオも、かつてない情熱を感じ二人は一気に惹かれあうのですが…。

 

ジェンマ兄のダメさ加減が半端なく手がつけられない。こいつのせいであらぬ誤解をジェンマはうけてしまい、ヴィットリオから「尻軽女」の烙印を押されてしまいます。

 

父親がなくなり、突然兄も亡くなり、天涯孤独の身の上になってしまったジェンマ。兄の葬儀で登場するかつてに恋のお相手ビットリオは、彼女に驚きの事実を伝えます。

 

兄はジェンマの預金に手をつけており、さらにヴィットリオに借金をしていたのです。

 

屋敷も抵当にはいってしまい、住むあてもない。大学生活も続けられるのか。

途方にくれるジェンマに救いの手を差し伸べたのはビットリオ。

 

いかにもハーレクイン的なストーリー展開がお好きな方はぜひどうぞ。

 

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