キャスリーン・E・ウッディウィス『冬のバラ』を読んだ感想

ヒストリカル・ロマンスのファーストレディの呼び名に相応しいキャスリーン・E・ウッディウスの作品。昼ドラにしても申し分ない、典型的なザ・ロマンスです。

 

 

冷たい風が吹きすさぶ季節に萌えいずる真紅の薔薇。まさにヒロイン エリエンヌそのもの。

 

母親は死に別れ、賭博ぐるいの父親と、身体の不自由な弟と三人で、貧しい暮らしをしていますが、凛とした風格はまさに貴婦人。彼女の行動はおろかでもあり、そして気高くもあります。

 

上下二冊で発行されています。ちょっと長いので、序盤中だるみもありますが、エリエンヌの競売にかけられる場面から盛り上がりますので、ご安心を。

 

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エマ・ダーシー『キャンセルにご用心』を読んだ感想

重役秘書テッサ。これで、キャリアは登りつめた、と思った矢先、なんと臨時の社長秘書に抜擢。大切な出張に同行するはずだった秘書が緊急入院したため、テッサの上司が彼女を社長に推薦したらしい。

 

おりしも、テッサは婚約者の浮気の現場を目撃し、結婚をとりやめてやる!と意気込んていた頃。

 

悲しみを怒りに、怒りを原動力に!

 

テッサは大きな仕事を目の前に、王子様のような社長に同行できると、自らを鼓舞させるのですが・・・・

 

なんとも出張先で、アバンチュール的な展開かと思いきや、期待を裏切る(いや期待どうり)の展開の作品ですヨ。

 

⇒[小説]キャンセルにご用心の詳細をみてみる

 

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ダイアナ・パーマー『ジョブ・ドッド』<テキサスの恋20>を読んだ感想

テキサスの恋20作目。コンピューター嫌いの牧場監督ジョブと、彼のボスの妹 システムエンジニア サンディのロマンス。

 

 

ITの波が、ジェイコブズビルの牧場にも押し寄せ、ついにサンディの兄の牧場もコンピューターを導入。ですが、ジョブは頑なにコンピューター操作を拒否します。何故なら、ジョブはコンピュータ嫌い。

 

 

面倒くさすぎる性格のジョブと、勝気なサンディのぶつかり合いが見どころ。
かつて登場したサンディの陰気な兄も登場します。

 

 

そして、二人が結ばれるシーンは・・・・・・・・顔が赤らみ、恥ずかしさのあまりクッションを叩いてしまう程。ダイアナ先生、書いていて恥ずかしくないのかな~と、関心しちゃう作品です。

 

 

⇒[小説]ジョブ・トッド<他1作品を含む>の詳細をみてみる

*『すれ違う心』には以下の2編が収録されています。ご注意ください。
・テキサスの恋20『ジョブ・ドッド』
・テキサスの恋21『初恋にさようなら』

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『テキサスの恋シリーズ』情報まとめ ダイアナ・パーマー

ダイアナ・パーマーの大人気シリーズ。「テキサスの恋」の情報をまとめました。

 

新刊チェックや、再読する方の順番の参考にどうぞ!

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