タペストリーの修復士チェルシーのチェルシーと実業家スレードのロマンス。
チェルシーはある日、年の離れた姉から思わぬ頼まれごとをされます。
「娘の片思いの男性を誘惑してほしいの」
姉の話では、姪カースティーに言い寄られ、相手の男性はまんざらでもないらしい。17歳の少女を相手にする30代の男性だなんて!姉の心配に同調したチェルシーは恋の代役を引き受けますが、方向は思いもよらぬ展開に。
ヒロイン姉妹の早合点で、心乱されるはめになった実業家スレード。終盤、彼のチェルシーへ想いは一ページにもわたり、大演説さながら。ヒロインの世間知らずさが、ほほえましい作品です。