この記事は約 3 分で読めます

ペニー・ジョーダン『信頼ゲーム』を読んだ感想

自己啓発セミナー経営のダニエルと、デザイナークリスタのロマンス。クリスタが所属している商工会議所の講師としてダニエルが招かれました。

 

「信頼」とかいっちゃって、なんだか、うさんくさい男。どうせ、人を傷つけるのも平気な厚顔無恥な男に決まってる

 

猜疑心に満ち溢れ、どうにかダニエルの化けの皮を剥いでやりたいクリスタ。実は、詐欺師扱いされているダニエルは、海よりも広い心の持ち主です。

 

のっけから、クリスタは、すごい罵り具合なのですが、後半はメロメロに(笑)

 

ペニー・ジョーダン『信頼ゲーム』を読んだ感想

ペニー・ジョーダンの作品の中では、知名度もなく評判もいまいち。でも、私の大好きな作品。どうしても、読みたくて手放した本を、再度入手しました。

 

数十年たっても、この本は私の萌え本です。萌えポイントいきまーす。

1)ヒロインの頑なすぎる性格。

 

私の大好きなペニー的ヒロインを極端にした性格。独りよがりで、かつ偏見持ちすぎ
魅力的とは、おおよそ思えないあさはかな行動。そして、自分の仕掛けた策に自らはまってしまう、おバカさん。かわいいなぁ。

 

 

2)うさんくさいヒーローの職業

 

自己啓発セミナー経営って・・・まぁ、いいんですけどね。えへん。もともとはオックスフォード大学の心理学の講師をしていたダニエル。お互いの信頼を高めるためのカリキュラムをうりに、信頼を世に普及するセンターを立ち上げます(笑)

でも、穏やかで優しい彼は、何度クリスタに噛みつかれても、めげません。なにしろ、彼はクリスタに一目ぼれ。大変な女性に惚れたもんだ。

 

信頼の大切さを、切々と言って聞かせるのですが(笑)

 

 

3)世間的にはどうなのよ、の展開

クリスタは、ダニエルに噛みつき、商工会のメンバーの前で、ある賭けをします。それは、ダニエルのカリキュラムをクリスタが受け、彼のいう「信頼」のすばらしさに彼女が目覚めるか、どうか。

 

絶対、絶対、ばけの皮をはがしてやると堅い決意のクリスタなのですが、彼女が連れていかれたのは、なんと彼の研修センターではなく、「自宅」。

 

いかにも牧歌的な農家。しかも、講師はダニエル一人。マンツーじゃないですか!!

しかも通常二週間のカリキュラムを、ダニエルは勝手に一ヶ月に延長していた!どうなの、独身男女が一つ屋根の下、一ヶ月過ごすなんて、うさんくさい

 

クリスタじゃなくても、信用なりませんよ。

 

 

人畜無害的なダニエルは「信頼が~」といいますが、そういう問題じゃない。クリスタきづけよ~。でも、負けん気の強いクリスタは結局、一ヶ月をダニエルと過ごす羽目になり・・・あとはご想像どうり、のお熱い展開。

 

4)クリスタの一人相撲

湖にでかけ、二人組でカヌーをこぐというカリキュラム。オールを手放し、二人が協力して手で水をかき岸に向かう。その、過程で信頼感を高める、という内容。

 

ところが、水が苦手なクリスタは弱みを見せたくないあまり、事前にダニエルに言えず、湖で一人(勝手に)パニックになり横転。

 

したたかに水を飲み、ずぶぬれ。

 

「あんたのせいよ!」とダニエルにつめよりますが、「君が一人で横転したんじゃないか」(確かに)その他、ダニエルの飼っているヤギにこずかれ、踏んだり蹴ったりのクリスタ。でも、弱みみせたくない彼女は一人相撲。かわいいな~、と思います。

 

と、まぁ、ちょっとアレな本なんですが、私は大好きです。最後、クリスタはダニエルにまいっちゃうところも好きなんですけどね。ちょっと強気なヒロインと、心の広いヒーローが素敵な一冊です。笑えるロマンスですヨ。