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パトリシア・ウィルソン『囚われの美女』を読んだ感想

実業家カイルと彼の秘書アレキサンドラのロマンス。

 

アレキサンドラは、両親を亡くした後、弟と二人暮らし。自己中でワガママな弟に手が付けられない。頭をなやませる彼女にもう一つ問題が持ち上がります。

 

彼女が勤める会社が買収されてしまいます。どうやら株を買い占められ、乗っ取られてしまったらしい。創業者の血縁のアレキサンドラは、会社の株をいくばくかもっており、新しいボスに対して疑心暗鬼。

 

おまけに上司にあたる男からイヤラシイセクハラを受けてる。

 

と、いろいろ問題てんこ盛りの美女の問題を、ヒーローが強引に解決する(笑)ロマンスです。ヒーローが不器用すぎて面白いですよ。

 

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囚われの美女の感想<ネタバレ>

 

やたらめったらトラブルばかり。アレキサンドラの手に終えないのは明白なのに、なんとか自分さえ我慢すれば、と気丈に頑張ってるヒロイン。

 

 

乗っ取り屋と言われながらも、なかなか情のあるカイルはアレキサンドラをみて、なんとか力になってあげたいと思うようになるのですが。

 

そこは、情に流されても株は買い占めたい。

でも、アレキサンドラの力になりたい。

 

と、ビジネスとロマンスのはざまで揺れうごきます。傍目には強引にみえますけどね。

実際、アレキサンドラは、会社の創業者の血縁なので、カイルが買い占めようと思ってる株のいくばくかを持っており、譲ってくれたらうれしいな~ともおもってますし、彼女の伯母からも株を譲ってほしいな~と思ってたりする。

 

彼は、決して株をあきらめたりしないです(笑)そんなところが、強引な行動にうつるんでしょうね。

 

終盤、彼の心の内が明らかになると、結構子供っぽかったりしますよ。

アレキサンドラへ、愛をこめて1本の薔薇を送りたかったけど、照れ臭くなっちゃって、結局ものすごい量を送りつけたり。

 

アレキサンドラが、定時後に他の男とデートできないように、わざと残業三昧にさせてしまったり(笑)

 

と、後半になるほど、彼の人柄がしのばれますヨ。

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