パラノーマルのジャンル 「サイチェンジリングシリーズ」の第一作目。
ロマンスの要素だけでなく、独特の世界観があり、そこに入り込めるかどうか、このシリーズを楽しめるか否かのキモ。
標題の「黒き狩人」は、孤高のヒーロー ルーカス。「夜空の瞳」を持つのは孤独なヒロインのサッシャです。二人のロマンスは、夢での逢瀬がきっかけ。
お互いに惹かれながらも現実は、種族の壁に阻まれ、近づけない。夢の中でだけ許される逢瀬に大胆なサッシャに注目の作品
SFがお好きな方むきかしら。とっつきにくそうなヒロインですが、心は超優しいんです。
『黒き狩人と夜空の瞳』のあらすじ感想&ネタバレ
えー、サイチェンジリングの1作目。1話1ロマンスなんですが、ストーリー自体は次回に引き続いているので、途中の巻数から読み始めるのは厳しいシリーズ。
詳しくはこちらをどうぞ⇒サイチェンジリングシリーズの情報まとめ
それぞれの巻のヒロインが表紙を飾っているのですが、他の巻の表紙と比べるとやや地味な印象はぬぐえません。表紙で損してるなぁ。一巻の表紙が、ちょっと損してる印象。
未読の方にはジャケ買いならぬ、表紙買いにはちょっとなりにくいのかな。
ま、それはさておき。
動物に変身できる「チェンジリング」。チェンジリング内で殺人事件がおき、どうやら、超能力がつかえる「サイ」がからんでるのでは?とにらみます。
そこで出てきたのが、チェンジリング2大派閥の豹チェンジリングと狼チェンジリング。で、このチェンジリングのボスがアルファーとよばれており、派閥の中では絶対的存在。
今回のヒーローは、豹チェンジリングのアルファ ルーカス。サイからの情報をひきだすために、サイ サッシャに近づき、なんとか内部の情報を引き出そうと目論みます。
ビジネス上の名目でね。
彼女の母親は、イの世界の中での政治的権力者、評議会メンバー一員で、ビジネスも手掛けるやり手の女性。サッシャは、何か知ってるだろうとチェンジリング側はふんだ訳ですが・・・
実は、サッシャは落ちこぼれ。サイの中でも特別な能力をもつしるし夜空の瞳をもちながらも、目だった能力がありません。いたって普通。母親がエリート故に期待外れ的な存在。夜空の瞳を持つ人間は、とっても特別なんです。
で、彼女は母親にも秘密にしていることがあって、チェンジリングの人達には勿論、誰見もいえない。
もし発覚すれば、もし、発覚すればサイ独特の強制的プログラムを受けさせられ、悪くすれば廃人同様に。
サッシャは、自分の秘密を誰にも悟られないよう、チェンジリング内の殺人事件の解決に協力するのですが・・・
ルーカスといい仲になっちゃう( ´艸`)
種族を超えた愛は基本はタブーね。でも、夢でだけ、二人はであって、そしてふれあって。
サッシャの中では、ルーカスへの想いが高まるのと同時に、殺人事件の真実と、サイ全体への疑惑が渦巻いていき・・・という展開。
記念すべきシリーズ1作目なので、用語や世界観がバンバンでてきて、ちょっと読みにくい印象。でも2巻目以降は、かなーりスムーズに読みやすくなるんで。
SF好きや、もふ系、パラノーマルがお好きな方は是非。