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- キャサリン ジョージ / コンテンポラリー / ★★
キャサリン・ジョージの作品から、ちょっとサスペンスタッチの作品を紹介します。
(あくまで、タッチ)
設定は、なかなベタですが、そそるものがあります。ヒロインの記憶喪失ものですよ!
記憶喪失ヒロインが、嵐の孤島でイケメンヒーローと二人きり
目を覚ますと見知らぬ部屋のベッドの上。屋敷の外は、ものすごい嵐。
「起きたりしちゃだめじゃないか」
目の前のハンサムで長身な男性が誰かもわからない。自分の記憶がはっきりしないヒロインは、動揺を隠せません。
男性はペンリー・ヴォーンと名乗り、彼女を助けたいきさつを話します。
ここは、彼所有のガルホーム島で、ジョギングをしていたら漂流者をみつけたとのこと。
額に大きな傷があり、医者であるペンリーが処置したこと。
ヒロインは、自分の記憶がなく自分が誰かもわからない、と伝えます。いぶかしむペンリーですが、弱った身体を回復するため、屋敷でゆっくりするよう提案します。記憶のない彼女は、嵐が過ぎ去るまで、ペンリーの屋敷にとどまるしかありません。
ヒーローもヒロインも正体不明??
屋敷には、お互い知らない男女が二人と、なんだか盛り上がる設定で、中盤まで引き込まれるように読んだのですが、オチが私の予想と違っていて残念。まぁ、勝手な予想だったんですけどね。
ヒロインの記憶喪失を疑うヒーローですが、怪我をしてるので、放り出すこともできず、外は嵐。島から船は出せない状況。
ヒロインが正体不明の匂いがプンプンしてるのですが、中盤から逆転。話の雲行きが怪しくなります。なんだか思わせぶりに、ペンリーは離婚したことや、元妻の情報が小出しにでてきます。
あやしいなぁ~。
これは一体どういうことか?!ヒーロー一体、何者なの?
ネタバレに近いので、アコーディオン省略してます。見たい方は、クリックしてくださいね。
私の予想は、全然違いました(笑)
ハーレクイン設定では、あまりない中性的な容姿のヒロイン
個人的には、もうちょっと、ヒロインの容姿の描写に力をいれてほしかったです。
身体が細く、少年をおもわせる趣があると表現してもらえれば、後半のエピソード心の準備になったのに・・・少年っぽい雰囲気のヒロインって珍しいですね。新鮮。
オチは、私の思惑と大きくずれましたが、まちがえるような書き方をしてましたよ(ね?)
中盤まで、私の勝手な妄想が盛り上がった一冊でした。