クレスリー・コールの人気シリーズ<ローア>3作目。イケメンライキー(人狼)のボウエンと、若き魔女のエース マリキータのロマンス。
ストーリーは前作と同時進行。前作を読んでからのが楽しめますよ。イケてるライキーのボウエンの、マリキータの乙女心を踏みにじる空気読めない一途さ(?)に空いた口がふさがらない作品です。
[nmd color="blue" number="4"]ローアシリーズについて[/nmd]
クレスリー・コールのパラノーマルロマンスシリーズ。
明るく、ちょっとライトなノリが人気です。吸血鬼、戦乙女、人狼、魔女が登場人物。人外ですよ。
ヒーローは保護欲強い系ですが、どちらかというとヒロインへの態度は「かわいくてかわいくて仕方ない」という感じ。
不老不死の彼らのホットなシーンが見どころでゴザイマス。
★詳しいシリーズについはこちらをどうぞ^^
感想です
2作目時の扉を開いてと同時進行。1作目は読まなくても、2作目を読んでからのが楽しめます。
舞台は<ローア>の世界の住人達が繰り広げる宝探しゲーム「タリマンズイ」。女神が主催するこのゲームの優勝商品は”トラ―ネの鍵”。過去に戻れるこの鍵をもとめ、不老不死のツワモノたちが、だましだまされ、ガチンコ勝負を繰り広げます。
マリキータはの若きホープと言われる若干23歳の<魔女>。でも実際は、大きすぎる自分の潜在的な力を制御できず失敗ばかり。自分の実力を示すため、宝探しゲーム「タリマンズハイ」に出場しました。
一方、<ライキー>(人狼)のボウエン1200歳(!)も訳ありで「タリマンズハイ」に出場しています。なんとしてもトラ―ネの鍵”を手に入れ、過去に戻り死んでしまった「伴侶」マリアを生き返らせたい。
ボウエンにとって、マリア亡き後の人生は抜け殻同然。<ライキー>にとって「伴侶」は特別な存在で、一生のうち1人だけしか出会えません。マリアを死なせてしまった原因が自分にあるのではないかと、自らを責め否みます。
この2人がタリマンズハイで出会い、ほどなくしてボウエンはマリキータに抗いがたい魅力を感じるのですが、それを決して認めない。きっと<魔女>のマリキータが、自分に恋の魔法をかけたに違いない。なんとも、乙女チックな展開です(笑)
こんなに惹かれるの「伴侶」との出会い以来。
マリキータに魔法をとけ!と詰め寄るボウエンの姿は、いささか可哀想でもあり、マリキータ視点でみると理不尽。恋の魔法をかけたに違いない、なんて身に覚えのないマリからすればいい迷惑です。
マリキータの気持ちはボウエンに向いているのに、いまいち踏み出せないのはボウエンがマリアとマリキータとの間で気持ちが揺れ動いているから。
乙女心をよそに、ボウエンはマリアへの罪悪感を消すためにマリキータはマリアの生まれ変わりなのでは?と考え始めます。もうご都合主義ですよね。頭よわいんかな、と思っちゃいます(失礼)
それからは、お約束の熱烈アプローチ。
タリマンズハイで、お互い相手をだまし、陥れていたライバル同士の2人。
いい雰囲気にも拘わらずボウエンの失言で台無しに。ああ、正直すぎるって、罪ですね。
ボウエンは一途で情熱的なイケメンなのですが、いかんせん口先だけの言葉をいえません。え?いま、それ言っちゃうの?と、驚かされる場面がたびたびです。いいやつだと思うのですが、乙女心わからない残念な奴です。
ボウエンの苦しむ(楽しむ)の姿が見どころですね。後半、ボウエンの「伴侶」の謎に迫り、クライマックスへ。
果たして、マリキータは「マリア」の生まれ変わりなのか。生涯で1人しか出会えないはずのライキーの「伴侶」が何故2人登場したのか。マリキータは、ボウエンの「伴侶」なのか。最後まで「謎」を、かなり引っぱるので、ホットなシーンの割合低めですが、十分楽しめますよ。
[nmd color="blue" number="5"]こちらの本は中古流通でしか手に入らない本です[/nmd]
古本を変える通販サイトの特徴をまとめましたので、絶版本を手に入れたい方はこちらからどうぞ(^^♪