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サンドラ・ブラウン『海辺のとまどい』を読んだ感想

心理カウンセラーのシンシアと証券アドバイザーのワースのロマンス。

 

シンシアは交通事故で最愛の夫をなくした未亡人。シングルで幼い息子を育てています。彼女が、まだ30前の若さなのに、新しい恋愛にふみきれないのは性的なふれあいを恐れているから。

 

でも、亡き夫の親友ワースは別!学生時代からしっていて、夫の親友でもあり、自分の親友でもある彼。プレーボーイで奔放な女性関係に「病気が怖いから自粛しなよー」と、小言をいったりする中です。

 

とある週末。ワースは、ガールフレンドからアカプルコの旅行をドタキャンされます。どうしてもバカンスにいきたい彼はチケットを無駄にするのも嫌なので、シンシアを誘って二人で出向くのですが・・・・

 

ちょっとヒーロー、いいすぎじゃないの?というくらいヒロインシンシアにたいして、ひどいことを言いますが、それは長年の友情のたまもの!

 

男女の友情が愛情に変化するロマコメ路線の作品です。

 

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『海辺のとまどい』のあらすじ(ネタバレ)と感想

 

モテモテなワースですが、なにしろ女の好みがうるさい。痩せすぎ、太りすぎ、などなど因縁つけて恋人をとっかえひっかえしてます。

 

でも、唯一、王子様を気取らなくてもいいのがシンシア。自分の亡き親友の奥さんで、親友が大学時代に彼女にコクるところも目撃しちゃってる古い中です。

 

 

軽いノリでアカプルコへの旅行へシンシアを誘いますが、南国で一夜を過ごし関係が一変!親友の妻だったシンシアが、魅力的な女性に見えてしまって、もうたまらんと関係をもってしまいます。そこはシンシアも同罪!

 

 

男女の親友関係が。親友をなくし、恋人を手に入れればいいじゃん、と思いますが、いささかかたくななシンシアはそうも簡単にかず、恨むはワースのことばかり。

 

亡き夫に、亡き親友に「申し訳ない」と罪悪感を持つお決まりの展開だけでは収まりません。

 

どうやら亡き夫は、ワースに「夫婦の性生活が物足りない」とこぼしていたらしいのです。もうシンシアはプンスコ<亡き夫とワースに!

 

なんていうか、うっかりさんなんです<ワース

 

お互い「南の国での出来事は忘れましょ!」とはいいうものの、そうもいかず二人はモヤモヤするばかり。

 

「所詮、一夜の情事」「単なる肉体的性交!」とは言葉でいうものの、そうでないのは二人とも承知なんですよ。だからこそ、相手が「熱い一夜」を軽々しく扱うのが許せない。

 

 

「俺ってモテるからさ~、今からドラックストアにいって買ってこないとな~」とかモテるアピールするワースが小学生の男子なみ!ボンボンで人がいいので許してやってください(笑)

 

 

シンシアは、「茹で窯でワースをゆでてやりたい」「ワースの頭の毛を全部むしってやりたい」とかいって怒ってましたよ。

 

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