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ダイアナ・パーマー『富と愛』を読んだ感想

頑固な牧場主ウィンスロップと、彼の弟の秘書ニコルのロマンス。
金持ちの女は嫌いだ、と公言してはばからないウィンスロップ。

そんな、頑なな彼に惹かれるニコルなのですが、実は実家が大金持ち。
彼の怒りに触れないよう自分の生い立ちを隠します。

途中、彼女の父親登場で、生い立ちがばれて大変なことに。
いろいろとやってくれるヒーローですが、鬼畜度は低め。
ダイアナ・パーマー作品 初チャレンジされる方も挑戦しやすい作品ですよ。

 

 

「金持ちの女が大嫌い」と言い張るヒーローが頑なすぎる

 

ヒロイン ニコルはシカゴで会社経営をしている社長ジェラルド・クリストファーの秘書。物語は、社長ジェラルドの病気療養のため、彼の実家へ同行するエピソードからスタートします。

ロッキー山脈の山中にある森や湖にかこまれたモンタナの牧場。

実家の牧場では、ジェラルドの兄の牧場主 ウィンスロップ・クリストファーが待っていました。

ウィンスロップは かつてはプレーボーイとして名をはせていた男性。

三年前の不幸な事故で足が不自由になり、当時の恋人と別れました。

彼女は、あっさり別の裕福な男性へ鞍替えし、身も心も傷ついたヒーローは女嫌いになります。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
自分を捨てた、あの女が金持ちだから、金持ちの女は嫌いだ。
もう二度と女性には騙されない、俺にちかよるな。
そんな雰囲気をバンバンに出しながらも、ヒロインに惹かれます。一方でヒロインもヒーローに惹かれる気持ちを自覚し始めます。

 

実はヒロイン、ニコルの実家は超お金持ち。彼に嫌われたくないあまり、自分の素性を秘密にしてしまいます。

 

 

以前の噂、気難しい性格や攻撃的な口調。
周囲から「彼には気をつけた方がいいよ・・・」といわれながらも、瞼を閉じればなぜかウィンスロップの面影が。
これほど誰かを恋しく思い、癒してあげたいと思った事はないと、切ない自分の気持ちをもて持て余します。

 

彼女の秘密が、いつバレてしまうのか、ちょっとハラハラ。

 

脇役がいい味だしてます

ヒロインの父+恋人(愛人)登場で、ストーリーが盛り上がります。

勿論、父親の登場でウィンスロップの大嫌いな「金持ち女」だとばれてしまいます。
父親なのに。愛ゆえに娘を傷つける。なぜ?!

 

 

この父親がニコルを悩ませる(笑)
ダイアナパーマーのヒーロー的な行動(?)でヒロインをお仕置きします。
そんなツンデレ風味な父親が、後半になると

 

  • 「一緒にカーニバルにいかないか?」
  • 「綿あめかったり、馬に乗ったり」
  • 「釣りにいってもいい」

(ヒロイン 22歳なのに、綿あめ?!)
ヒロインが子供の頃にしてあげられなかった父性愛 全開。

更にありがた迷惑的にもヒロインの売り込みをヒーローにしてしまいます。

 

「よかれと思ってしてあげたのに・・・」と父親の切ない声が聞こえてきそうです。

不器用なんでしょうね。

迷走したヒーローの行き着いた先は?<ネタバレ>

誤解や事故など障害がありながらも二人の気持ちは強くなる一方です。
にも拘わらず、ヒーローは結婚はしたくないの一点張り。

ヒロインを手元に置いておきたい、他の男に奪われるのは我慢できない。
年の差が気になるものの、34歳は男盛りだ!と矛盾発言。

「自分がどうしたいのか、もうぼくにはわからない」

後半、ヒーローの迷走してる会話の展開や、ヒロインの父親と協力し、ヒロインに愛の告白をするシーンは笑いを誘います。

最後はコミカルな掛け合いやエピソードで 結末は 皆、幸せ(私も)ハッピーエンド。
ロマンス成就だけでなく、ヒロインと彼女の父親との確執も解消され、すっきりとした読書感の作品です。