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リンダ・ハワード『パーティーガール』を読んだ感想

34歳、独身、彼氏なし、実家暮らし。さえない「負け犬」デイジーが一世一代の決心。
「パーティーガール」(イケてる女)になるお話。

彼女を見守りつつ、(真剣!)婚活を、面白可笑しく邪魔する警察署長のラッソ。マッチョで男くさい人なんてタイプじゃないわ、と思いながらもラッソが気になるデイジー。

 

 

 

婚活にいそしむデイジーが、殺人事件に巻き込まれ二人は身も心も急接近。ほほえましいをとおりこし、笑いを抑えきれないロマンティックコメディ+サスペンス。デイジーの言動に吹き出す!
負け犬デイジーへの共感と、「ラッソかっこいい!」で胸が高まる一作です。これは、ぜひともお読みいただきたい。リンダ・ハワードの疾走感がラブコメで本領発揮。

 

 

 

序盤のあらすじを簡単にまとめました

舞台はアメリカ アラバマ州。34歳の誕生日を迎えたデイジーがヒロイン。
未亡人の母親と叔母と実家暮らし。彼氏なしのオールドミス。自分をさえない負け犬と感じ、意気消沈。

 

 

このまま一生終わりたくない!

 

 

 

デイジーはイケてる女「パーティーガール」になり、彼氏そして将来の夫を探すことを決意します。
そのためには、まずは外見からね。髪型を変え、化粧を覚え、服装をかえる。
そして、クラブへいって男性と知り合う。一人暮らしも実行しよう。
新たな決意を胸に、仕事場へ向かいます。街の図書館館長として働くデイジー。
新たな計画に胸ふくらませていると、どこかから大きな声が消こえました。

 

 

 

「だれかいますか?」図書館で大声をだすなんて!
警察署長のラッソが貸出デスクの向こうに、立っていました。街中の女性を魅了する、マッチョな警察署長。
筋肉鍛えてる人は、基本的にナルシステイックなところがありそう、と心の中で彼を値踏みします。警察署長ラッソの仕事を、事務的にすませようとしますが、彼のふるまいが、気にさわってしかたありません。
行儀がわるい。人を押しのけちゃいけないってわからないの?近づきすぎ。むっとしながら、顔をあげると、彼がじっと見ていました。頬が赤くなるのを感じながら

「じろじろみるのね」
「顔になにか、ついてるかしら、それとも危ない犯罪者にみえます?」

今日はパーティーガールになると決めた新たな日のはじまり。絶対におじけづいたりしない。

 

 

感想です

警察署長ラッソは、元SWAT。もう落ち着くころかな、と思い、アラバマににやってきました。
マッチョなイケメン署長に、街の女性はメロメロです。そんな彼が気になる女性は、図書館館長の(自称)負け犬デイジー。可愛さあまって、イジメちゃうラッソの心の内は、まるで小学生の男の子。ムキになって、対抗するデイジーとのやり取りは必見です。

 

 

 

デイジーの「パーティーガール」作戦の目的は素敵な彼氏を見つけること。ところが、デイジーの行く先に、いちいちラッソが登場します。恋人募集中の噂を街に流したいデイジーからすると邪魔な事この上なし。
「このままじゃ、私とラッソが付き合ってるって町中の噂になっちゃう!」

 

 

このラッソは、デイジーを自分のものにしたい故の行動。そして、危険が及ばないように彼女を見守っていました。
マッチョ好きじゃないといいながらも、彼から抱きしめられるといい気持ち。
このみじゃないけど、好き。いえいえ、(いろいろ)我慢できない。このあたりのから、ラッソ大活躍です。
サスペンスは、オマケみたいな状態ですが、何しろ二人のやり取りが面白い。デイジーの、どこか真面目面白い言動に、ラッソ自身も腹を抱えて大笑いです。彼の彼女を思う気持ちが、読み手につたわり、笑いがこぼれます。
気合をいれるものの、古臭くてどんくさいデイジーを、からかいながらも温かく見守るラッソ。デイジーが、手づくりビスケットをラッソに焼いてあげる場面が大好きです。

 

 

冷凍ですませず、今時手作りビスケットが作れる女性なんて、うれしい誤算ですね。
ビスケットが焼きあがるまでの、ラッソのうれしい気持ちにほのぼのします。
電車の中では、ちょっと読めないラブコメ。一人、にやつき、吹き出すこと請け合いです。