この記事は約 3 分で読めます

キム・ローレンス『砂漠の青い瞳』を読んだ感想


イギリスの女子高で教師をしているモリー。実は、彼女の異父兄弟は砂漠の王国ザフラトの皇太子。二人の関係は兄の政治的な立場を考え秘密にしていましたが、ただならぬ親しげな雰囲気に感づいた人が約1人。隣国の王位継承者タイールでした。

 

 

砂漠の暑い風と乾いた空気が二人を熱くさせます。大きく誤解したタイールの過激な行動に驚きの作品。シークなら何をしても許されるのかっ!と若干プンスコ。

 

スポンサーリンク

 

序盤のあらすじ

砂漠の王国ザフラト。モリーは、初めて会う異父兄弟たちと王室の晩餐会に出席していました。

 

モリーの母は、ザフラトの王と結婚し、二人の王子をもうけた後に離婚。イギリスに移り住み、その後、モリーの父親と再婚をし、モリーが生まれました。

 

 

自分が生まれてから、兄たちとは会っておらず、無視をされてきたと思っているモリー。
彼女の頑なな心を動かし、こうして晩餐会に出席するまでさせたのは、ザフラトの皇太子妃ベアトリスでした。義理の姉にあたるベアトリスは、自分の夫と義理の妹と合わせるべく熱心に彼女に働きかけていました。

 

その苦労のかいあってか、モリーはいつのまにか兄たちに好感をもち、初めてあった兄妹同志、愛情を確認しあっていました。

 

一方、モリーの存在は王室にとっては微妙。離婚をよしとしないアラブの世界では、いつなんどき弱みともなりかねない。彼女が王室関係者だと知っているのは、限られた人だけ。

 

兄タリクとモリーの特別な親密さに気が付いたのは、隣国の王位継承者タイールです。

 

  • 何か、二人の間にあるのか?
  • ひょっとしたら、愛人関係?

 

あんなに美しいベアトリスと結婚しているタイールが浮気なんて、許すことができない。タリクと抱擁するモリーの姿を、遠目でみながらタイールは決心しました。

 

イギリスからきた、あのさえない女に言ってやらねばならない。二人を引き離すのだ!

 

感想です

ヒーローが過激な考えの持ち主で危険です。

 

ヒロイン逃げて~

ヒーロータイールは、ベアトリスとタリクに「理想の夫婦」像をみており、それをモリーがぶち壊していると憤っていますが、それこそいらぬお節介。

 

君こそベアトリスに懸想してるのかね?と聞きたいくらいです。確かにベアトリスは素敵な女性ですけれど。

 

兄の迷惑になるからと、モリーはザフラト王室での立ち位置をタイールに教えませんでしたが、いよいよヤバイとなって打ち明けます。

 

そこは無視。信じるわけもありません。一蹴ですよ。一蹴。

 

砂漠の熱で、やられちゃったのか(もりあがっちゃったのか)、二人は愛を交わします。
その後、、ヒーローはようやくモリーが王室関係者と理解した地点で態度は急変。

 

手をつけてしまったので、結婚します!宣言。

 

兄たちとタイールの男同士の話し合いで

 

「やはり二人は結婚でしょう」「名誉を重んじるべし」いやいや、本人の意思は?アラブのプリンスの強引さが素敵なの?・・・か?

 

最後は逆プロポでハッピーエンドでしたが、シークものに慣れない私には、いささか刺激が強すぎた作品でした。小説がAmazonみあたらないので、漫画貼っときます。もう!

 

こちらも危ないヒーローが危ない思想の持主⇒『愛しすぎた結末』