親友の結婚式に出席したハーレー。その日、したたかに酔っ払い、なんと勢いで結婚。お手軽なラスベガスの結婚式を挙げていました。
でも、肝心な記憶がない・・・朝、目が覚めたら、ベッドに背が高く、ハンサムな男が寝ていて大慌て。
ハーレーの結婚のお相手は謎の男サムというのですが。彼は、変態なの?
謎の男は意外にも誠実で、優しく強く彼女を守ります。短いながらも心あたたまる、熱い、熱いロマンスです。
『熱いハプニング』を読んだ感想&ちょっとネタバレ
一言でいうなら、結婚から始まる、ほんわか短編ラブロマンスですよ。読書感は、すっきり爽やかなので、手軽に短時間で「いいお話」読みたい方にはおすすめです。
で、あらすじさくっとなんですが。
謎の男サムと勢いで結婚してしまったハーレー。常識外れの自分の行動を悔やむあまり、サムに対して懐疑的です。
サムはなんたって、知らない女と結婚するような男ですからね。自分のことは棚に上げちゃって!(笑)
まぁ、そんな目線からなので、ヒロインからみたら、サムは、さならが危険なストーカー扱い。
ですが、実際は違うのです!当然ですが!何しろ素敵なメンズで、故郷に戻れば花婿候補ナンバーワン。
このギャップが、作品のポイント( ´艸`)
私も、間に合えば挙手しますよ。彼の花嫁候補に(笑)
という、素敵なサムなのですが、前半は謎の男として描かれています。ハーレーの中で、そんな正体不明の男と結婚した自分への自己嫌悪が語られてましてね。彼の隙をつきラスベガスのホテルから、なんとか逃げ出すのですが、そうは問屋がおろしません。
後をおっかけてくるサム。強引に、彼女に仕事を退職させ、自分の元に連れ帰るという彼に、ハーレーは、更に不安を募らせちゃうという展開。
このあたりからサムの心の内が語られはじめ、簡単に結婚してしまうチャラい男ではないことが(読者には)わかってきます。
ここまで、強引にでるのには理由があって、自分でも強引だなぁと感じる行動にでる、彼の心の内は、読んる人だけのヒミツ!
後半は、二人の結婚生活も実に、初々しく語られます。
結局は、変態かもっておもってた彼が、ナイスルッキングガイで、さらにはいいやつだったんで、ヒロインやっぱ惚れちゃうわけですよっていうか。惚れないわけがない!
徐々に、ハーレーの内面が、古風な恋する乙女思考で語られ、読んでるこちらが恥ずかくて、悶えてしまいます~
短いながらも、素敵なロマンス本。ところで、中盤明らかになる彼の職業が気になりますが、ハーレ-のヒーローでは意外な職業ですよ。「熱い」ハプニングは、彼の職業に引っ掛けてあります。