テキサスの恋シリーズ2作目。若き青年実業家 バレンジャー兄弟の兄ジャスティンと、ジェイコブズビルの名家の娘シェルビーのロマンスです。
二人はかつて婚約をしていた仲。婚約を解消したものの、お互いを忘れられず6年という月日が経ちました。
愛し合ったはずの二人が、何故恋しくおもいながらも別れてしまったのか。憎しみと愛情に揺れる二人の恋心に注目の作品。
『祝福のシャンパン』<テキサスの恋2>を読んだ感想
テキサスの恋シリーズ第2作目。シリーズなじみがない方は、こちらをどうぞ。⇒テキサスの恋シリーズ情報まとめ
ジェイコブズビルの名家 ジェイコブズ家がついに破産。
ジェイコブズ家の先代の父親がちょっとアレな人でね。財政を圧迫させたまま、亡くなっちゃったわけですよ。
莫大な借金を残されたのがジェイコブズ家の兄弟、今回のヒロイン シェルビーと、兄タイラーの二人です。
タイラーは、なんとか立て直そうと頑張りますが力及ばすで、結局、牧場だけでなく豪華な屋敷さえも競売かけることに。
で、シェルビーも自立を余儀なくされます。住む家がないわけですから(´;ω;`)
唯一頼れる兄のタイラーは、借金をかえすためアリゾナへ・・・・ぼんぼんから、一転、使用人ですよ。
そんな時にシェルビーの前に元婚約者ジャスティンが登場するんですね。実は、この二人過去婚約してたんですが、訳あって、別れたんです。
当時はジャスティンは、夢はあっても金はなし。今となっては、二人の立場は逆転。今や、ジャスティンは兄弟そろって青年実業家!
シェルビーの間借りしている物置をみて、ジャスティンは、珍妙な提案をするんですね。
「しばらくぼくのところで暮らしたらいい」
え???なにゆえに?(という、シェルビーと私の気持ちを無視し)さらには、
「もし、噂が気になるなら、結婚すればいい」とか言い出すわけですよ!!!
いやいや、どうしてよ?と思いつつも、嫌いでわかれたわけでもないシェルビーは、ジャスティンの申し出にもう、揺れ揺れ。
まぁ、以下ネタバになっちゃうんで、詳しくは伏せますが、シェルビーの父親の策略があって、別れざるをえず。それでも、結局ふたりは、お互いのこと忘れられないんですよ。
もう、ジャスティンからしたら、落ちぶれた彼女を見るに忍びない。だって、シェルビーの借りてる部屋って物置小屋レベルなんですよ。ジャスティンは、自分にはかつてない財力もある。内緒にしてるけど、愛もね★
ただ、ここで一気に打ち解けて元サヤにいくっていくかとそうでもなくって。ジャスティンって、結構ネガティブ!
シェルビーって、いまでこそ落ちぶれてるけど、育ちもよくて、美しくて。もう彼からみたらパーペキなんです。そんな彼女がオレを選ぶなんて。ありえない。
って訳で!同居をもちかかてみたりー、結婚を提案してみたりーするんですが、本当はシェルビーの心を手に入れたいわけで。
便宜結婚に満足するわけもなく、もやもやしたり、葛藤したり、肝心のシェルビーに八つ当たりしたり!っていう、テキサス男の純情&葛藤が愉しめる作品です^^
あ、あと。今後のシリーズ作品の中で、ちょくちょく彼らの幸せな暮らしぶりが垣間みられるので、シリーズ通して楽しみたい方は、おさえて押さえておくと面白いですよー。
▼こちらコミックス。そう、こんな感じなんですよ!<ジャスティン
★次の巻の感想です
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