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- ジャクリーン・バード / コンテンポラリー / ★★★★
実業家アントンと海洋考古学者のエミリーのロマンス。
亡くなった姉の復讐のために結婚を決めたアントン。復讐のはずが、素直で気立ての良いヒロインに入れ込んでしまいます( ´∀` )
強引・傲慢なヒーローが、なぜか、メロメロヒーローになってしまい、始終ヒロインに振り回されっぱなし。
後半、つっこみどころ満載!で楽しめるハーレクイン作品ですよー。
メロメロありきで読み進められるので安心して(?)読み進められる作品です。
『天使と悪魔の結婚』のあらすじ 感想とネタバレ
エミリーとアントンは、仮装チャリティーパーティーで出会います。コスプレが天使と悪魔だったんですねー(ぷ)
アントンはエミリーの一族に恨みをもっていましてね。
パーティーで、良家の子女のエミリーをみて、「これは・・・・復讐につかえるぜ」と昔年の恨みを彼女で晴らそうと考えるわけですわ。
本当は、企業買収でエミリー一族の会社をのっとろうと思ったんですが、これがなかなか堅実な経営してて付け入るスキがないものですから。
げすいやり方で一族にちかずき、資金提供をし、牛耳る!!
が!!!
もうね、このあたりがジャクリーンバード的なんですが、アントン、エミリーのこと、すきになっちゃうんですよ。もうデレもいいとこ。
そもそも、企業を乗っとるためなのか、それともエミリーと結婚する口実がほしかったのか、どっちが先かわからんくらい。
気立てのいい子だったから、「復讐なんてもういっか♪」とか、心の中で思っちゃうくらいなんです。
おーい。
でもね、そこは、ほれ。ストーリー上、あれこれ出てくるわけですよ。
そんな結婚生活、なんでもかんでも、うまくいくわけないです。そこで、だまっときゃいいものの、「実は、復讐でお前とけっこんしたんだゼ」とか、余分なこというものだから(;^_^A
もう、大変!!
離婚だ!離婚だ!と、エミリー大騒ぎなんですが、アントン抜け目なくエミリーの一族の会社に資金をいれてるもんだから、それをネタにゆするんですわ。
「僕と離婚したら、どうなるかわかってるよね」きらーん。みたいな。もう、あんたどうしたいねん。って。じゃ、昔年の恨みだまっとけよ。って感じ。
ところが、エミリーって天真爛漫ていうか、楽天的なのか、
- 「華麗なる女性遍歴なアントンはきっと浮気をするはず。」
- 「そうだ、慰謝料請求すればいい」←ナイスアイディア
- 「そして、これが最後になるのだから、彼との性生活を謳歌しよう」←前向き
うゎお。って感じで、エミリーに個人的に好感度アップです。
一方、アントンは迷走して、余分なこといっちゃったと右往左往。
まぁ、いろいろとやらかすエミリー。
彼女が、迷子になったと聞けば、黒のフェラーリで警察に乗り込み、「ごめいわくおかけしました」と頭を下げ。
台風がくるのを知らずに、海に出ちゃうエミリーを助けるために、どこぞの海軍を出動させ。
↓ほとほと手を焼く始末。こちら弱音。名言です。
「どうしてほかの女性のように宝石や洋服や贅沢な暮らしに満足できないんだ?」
「君を愛しているせいで、いつか僕は破産させられ、命まで縮めてしまう」
と、まぁ。強引なヒーローなんですが、ちょっと天然なヒロインに振りまわされ、なぜーか世話焼きに翻弄することになって。
途中のアレコレが、後半!溜飲下がる一作。いかにーもハーレクインロマンスで、面白ーい一作です。
↓コミックスではヒーロー シュッとしてイケメン。個人的に好み( ´∀` )
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