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ロマンス手帖

ハーレクインロマンスなどの海外のロマンス小説の感想ブログ。あらすじの紹介です。多少のネタバレあり。

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サマンサ・ベック『間違いだらけの愛のレッスン』を読んだ感想

サマンサ・ベック『間違いだらけの愛のレッスン』を読んだ感想

医師のエリーと建設会社社長のタイラーのロマンス。

 

 

エリーは故郷でUターン就職。ドクターの資格を持っているので地元で開業医として骨をうずめるつもりでかえってきました。どうやら、高校時代にエリーがあこがれていたロジャーが、長ーい春に終止符をうったらしいと耳にします。婚約を破棄したんですって。

 

 

なんと、ロジャーの過激な性癖に婚約者が付いていけなくなって・・・・とうわさを耳にしたエリーが「ならば、ワタクシが!」と名乗りをあげようと奮闘(笑)

 

 

愛のレッスンの手ほどきをするのは町で一番セクシーだと評判のタイラー。

 

 

ああ、ロジャー狙いだけど、タイラーにもよろめくわ!という、エリーの真面目おかしいロマンス小説です。読めばハッピーになること間違いなし( ´艸`)

 

 

サマンサ・ベック『間違いだらけの愛のレッスン』 ネタバレ

えーこちらも「Amazonアンリミテッド」で読みました(2018年7月)。

 

定額料金内で読めましたけどでも、私買いますよ!<お小遣いに余裕がある時に!

 

エリーは大学デビューした女の子。それまでは、超さえないモジモジ、オドオドしたメガネっ子。でも大学の医学部にはいって、お友達にファッションコーディネートしてもらったり、レーシックうけたりして、それはそれは大変身。

 

 

ちょっとだけ男の子と付き合ったりもしたんですが、それでも故郷に帰れば、かつてにさえない自分に(気持ち的に)逆戻り。もう往年の(?)初恋の男子ロジャーとつり合いとれないとネガティブシンキングです。

 

でも、ロジャーの婚約破棄に便乗して!愛の技術を磨きたいと!一念発起します。

 

でも、一人じゃ立ち行かない。医師資格みたいに一人で勉強しても身に付きませんからね。そこで、町のセクシーガイ、タイラーにちょっとした貸しができたので、彼に教師になってもらうよう交渉します。

 

アレヤコレヤと技術を磨こうと奮闘するんですが。が・・・・・。それで終わるわけありません。

 

タイラーがいいやつなんですよ。クゥ~。だって町で一番のセクシーガイ!

 

 

タイラーはエリーよりも4つ年上で。彼女からしたらハイスクール自体には手がとどかない、不良っぽいお兄さん的な存在。もう、そんな彼にアレヤこれや実施で教えて貰えるなんて、本当はエリーはドキワク。

 

 

いやいや、私はロジャー狙いと、なんど気持ちの修正を入れることか。

 

でも、そうなるものわかるんですよね。

 

結局、タイラーは不良っぽいんですが、エリーに対しては優しい気持ちで接していて、それがなんとなーく伝わるんです。不良っていっても、それは若かりし頃。今や押しも押されぬ、地元の建設会社の社長さん。大工さんたばねて現場で頑張ってます。<オオ、ガテン系。

 

ただ、彼。

 

機能不全の家庭に育ったので、愛に慣れていないんです。だから、結構女遊びも激しい1面もあって、町でセクシーガイと同時に女たらしという評判もあるんです。

 

 

エリーの家庭は父子家庭で、やっぱりこちらもうまくいってない。小さな町なので、タイラーはエリーの家庭環境をなんとなーく知っていて、自分と似たような環境のエリーをそっと優しい気持ちをもってみてました。それは今も同じです。。彼がエリーに対してそんな気持ちでいることはエリーは知りません。

 

 

でも!大学デビューしたエリーをみたらちょっと待った!

 

 

ああ、奥手だったエリーが。あのさえないエリーが。俺にアレを実施でおしえてくれと?と、「優しい気持ち VS 欲望」で、葛藤しちゃうわけですよ。

 

 

しかも、どうやら別の男とヨロシクうまくやるための踏み台に自分がされてると知り、ちょーっと面白くないタイラー。俺がアテにされてるのは股間のものだけか?(笑)

 

 

 

このあたりが、とってもコミカルに、キュートに描かれます。ほどよくホットなので、最後まで飽きさせません。しかも嫌な奴ってだれも出てこないし。

 

 

私、このヒーロー、三大タイラーに命名しました。(`・∀・´)エッヘン!!

⇒シャロン・サラ「真夜中は別の顔」

⇒ローリー・フォスター「仮面の女」

 

ということで、エリーはどんなレッスンをタイラーから受けるのか。

ロジャーの過激なセックスの相手名乗りをあげられるのか。

 

 

ロジャー元婚約者と彼女の新しい恋人とのHシーンを偶然目撃してしまったエリーが

 

「彼女、あそこまでやってるのに。一体ロジャーは何を、どこまで求めてるの?」というトンチンカンな思考も面白いロマンスです。

 

いや、ロジャーはそうじゃなくて、アレですよ。アレ。

 

 

⇒『Amazon kindleアンリミテッドの無料体験の感想 対象本や使い方など

J・R・ウォード『この手はあなたに届かない』を読んだ感想

J・R・ウォード『この手はあなたに届かない』を読んだ感想

家事手伝いのジョイと政治コンサルタントのグレイのロマンス。

 

舞台はアメリカニューヨーク州の北部。ジョイは、認知症の祖母の世話と実家の家事手伝いをして、ひっそりと暮らしています。ほとんど地元から離れたことのない彼女が、長年片思いをしている男性がグレイ。。

 

夏のがくると避暑にやってくる都会的な彼に、心惹かれ、もう幾たびも夏が過ぎ去りました。もうすぐ27歳。純朴なジョイは、男性経験もありません。ただ、遠くから、彼を見つめるばかりです。

 

汚い政治の世界を知り尽くす、世慣れた都会の男グレイと、純朴なジョイのロマンス。
ジョイの清らかさと、どこかスレてしまったグレイのすれ違いが、なんとも切ないお話です。

 

『この手はあなたに届かない』の感想(ネタバレ)

ヒーロー グレイの屈折ぶりに手を焼く作品。面倒くささといったら、かなりのもの。

 

お相手のジョイはというと、男慣れしていない素朴な女性なので、屈折ヒーローに全般戸惑い気味。

 

 

でも、そんな戸惑いはなんのその。グレイは序盤から「かわいいジョイ」と心の中で連発。かなり、笑えます。

 

 

遊びで付き合う女性は沢山いても、グレイにとってジョイはアンタッチャブル。ジョイのあまりの清らかさに手が出せないんですって。自分が触ったら穢れてしまう!でも、ちょっと怒っている顔をみても「かわいいなぁ」と思うの繰り返し。。いやいや、そんな好きなら個人的に付き合えばいいのにネ!

 

 

二人が急接近したのは、お互い付き合ってる人がいるとの誤解から。長年の片思い(同士)に、いよいよ終止符をうつ時がきたと、二人とも思うのですが、(二人とも!)あきれめきれません。ジョイの方は、悲しみにくれ、グレイの方はなんとジョイを「身持ちの悪い女」だと思い込んでしまいます。なんと!!極端な!!

 

 

グレイの中では、「聖女」か「娼婦」の2択しかなく、「かわいいジョイ」から一転「男を惑わす悪い女」扱いです。ジョイがちょっと知り合いの男性と親しくしていたり、見知らぬ男性と会話をしていたりしようものなら、嫌味一発。

 

 

ジョイは、軽くあしらえるほど、強くもなければ、経験もないので、ただただ戸惑うばかり。そして、グレイが自分の誤解だとわかり、二人が想いを交わす段階になると、今回は自分の「誤解」の罪を贖うために「禁欲」。え?どういうわけ?

 

ジョイは何がなんだかわかりません(私もだけど)。

 

グレイの心の闇は深く、ジョイの手は、彼に届きそうで届かない。素敵なタイトルですわ~。

 

 

グレイの目はいつ冷めるのか?!(笑)まぁ、この人の友達だから闇深くても仕方ないですね。⇒「夜明けを待ちわびて」のショーンなんと、グレイはジョイが10代の頃からの顔見知りらしい。気が長いー。

 

サンドラ・ブラウン『海辺のとまどい』を読んだ感想

サンドラ・ブラウン『海辺のとまどい』を読んだ感想

心理カウンセラーのシンシアと証券アドバイザーのワースのロマンス。

 

シンシアは交通事故で最愛の夫をなくした未亡人。シングルで幼い息子を育てています。彼女が、まだ30前の若さなのに、新しい恋愛にふみきれないのは性的なふれあいを恐れているから。

 

でも、亡き夫の親友ワースは別!学生時代からしっていて、夫の親友でもあり、自分の親友でもある彼。プレーボーイで奔放な女性関係に「病気が怖いから自粛しなよー」と、小言をいったりする中です。

 

とある週末。ワースは、ガールフレンドからアカプルコの旅行をドタキャンされます。どうしてもバカンスにいきたい彼はチケットを無駄にするのも嫌なので、シンシアを誘って二人で出向くのですが・・・・

 

ちょっとヒーロー、いいすぎじゃないの?というくらいヒロインシンシアにたいして、ひどいことを言いますが、それは長年の友情のたまもの!

 

男女の友情が愛情に変化するロマコメ路線の作品です。

 

『海辺のとまどい』のあらすじ(ネタバレ)と感想

 

モテモテなワースですが、なにしろ女の好みがうるさい。痩せすぎ、太りすぎ、などなど因縁つけて恋人をとっかえひっかえしてます。

 

でも、唯一、王子様を気取らなくてもいいのがシンシア。自分の亡き親友の奥さんで、親友が大学時代に彼女にコクるところも目撃しちゃってる古い中です。

 

 

軽いノリでアカプルコへの旅行へシンシアを誘いますが、南国で一夜を過ごし関係が一変!親友の妻だったシンシアが、魅力的な女性に見えてしまって、もうたまらんと関係をもってしまいます。そこはシンシアも同罪!

 

 

男女の親友関係が。親友をなくし、恋人を手に入れればいいじゃん、と思いますが、いささかかたくななシンシアはそうも簡単にかず、恨むはワースのことばかり。

 

亡き夫に、亡き親友に「申し訳ない」と罪悪感を持つお決まりの展開だけでは収まりません。

 

どうやら亡き夫は、ワースに「夫婦の性生活が物足りない」とこぼしていたらしいのです。もうシンシアはプンスコ<亡き夫とワースに!

 

なんていうか、うっかりさんなんです<ワース

 

お互い「南の国での出来事は忘れましょ!」とはいいうものの、そうもいかず二人はモヤモヤするばかり。

 

「所詮、一夜の情事」「単なる肉体的性交!」とは言葉でいうものの、そうでないのは二人とも承知なんですよ。だからこそ、相手が「熱い一夜」を軽々しく扱うのが許せない。

 

 

「俺ってモテるからさ~、今からドラックストアにいって買ってこないとな~」とかモテるアピールするワースが小学生の男子なみ!ボンボンで人がいいので許してやってください(笑)

 

 

シンシアは、「茹で窯でワースをゆでてやりたい」「ワースの頭の毛を全部むしってやりたい」とかいって怒ってましたよ。

 

 

 

 

 

古本を変える通販サイトの特徴をまとめました。絶版本など手に入れたい方はこちらからどうぞ(^^♪

 

中古本の紹介サイトの特徴まとめ

古本はどこで買う?「ネットオフ」か「駿河屋」か「Amazon」?

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サンドラ・ブラウン『侵入者』を読んだ感想

サンドラ・ブラウン『侵入者』を読んだ感想

写真家エスリンと脱獄犯グレイウルフのロマンス。

 

グレイウルフは、インディアンと白人のハーフ。無実の罪で、投獄され祖父の死に目を一目みようと脱獄。その途中、写真家エスリンの家に家宅侵入します。

 

 

WASPのエスリンを、脅し、縛り付け、彼女を人質にインディアン居留地まで向かうグレイウルフ。粗野で乱暴なふるまいの中にみせる本当の姿にエスリンは少しずつ惹かれていくのですが…

 

王子様度は、全くナシ!ツンデレヒーローここにアリ!といった作品。でもなぜか心に残るんです作品です。

 

サンドラ・ブラウン『侵入者』を読んだ感想(ネタバレ)

じーちゃんの死に目に会うために、出所間際なのに脱獄しちゃうグレイウルフ。警官の目をのがれ、なんとか忍び込んで一息つこうとした矢先に金髪美女と出会います。

 

そこで、さっさと逃げればいいのですが、なんと縛り上げたりナイフで脅したりと凶悪犯のごときふるまい(笑)

 

 

王子様度は全くありません。<グレイウルフ

性格は僻みっぽくて、やたら嫌みが多いし、頑固でいこじなんですよね。

 

最初こそ、エスリンを脅し連れまわし、嫌み皮肉の連発。まぁ、あんたそこまで言わんでも、というくらいエスリンに当たります。

 

でも、彼のバックグラウンドを少しずつ知るにつて、エスリンは彼に「なぜか」惹かれるようになってしまいます。エスリンは裕福な家庭の出身で、経済的には困っていませんが、愛のない家庭にそだってます。両親がオススメする旦那様候補は、いたってエリートで、いたって清潔でお上品。なんつーか、薄っぺらいのです。

 

一方、グレイウルフは、自分の刑期が延長されたとしても、祖父の死に目に一目会いたいからという理由で脱獄しちゃう強い信念の持ち主。そして、祖父にあったときの優しいまなざしや、手つきをみただけで、「本当の彼の姿」に惚れちゃうわけですよ。

 

 

なので、「この金髪女!」(とまではいってないけど!)とグレイウルフが何かにつけ当てこすりをいってくるのがつらくてたまりません。

 

前半は、二人の逃走劇。後半は、グレイウルフが出所した後の二人のロマンスが中心です。もともとグレイウルフは弁護士だったので、弁が立つんですよね。

 

リンダ・ハワードの「マッケンジーの山」もインディアンと白人のハーフがヒーローですが、リンダのヒーローは無口で、サンドラの方が「おしゃべり?」な感じ(笑)

 

若干、メンドクセー感じがしますが、それでも彼の背負ったつらさや孤独が、ストーリーで、ふと現れたとき、なぜか「キュン」となるんですよ!

 

だって、グレイウルフは、エスリンが近くにいるだけでコチコチ(笑)。意識しすぎだってば~

 

読書メーターでも評価高いですよね。

 

『ダンカンの花嫁』もそうですが、「根深い不信感」に自分自身、乗り来られずに苦しんでるヒーローって、好きな方にはごちそうかも、です。