カテゴリー:■作家別(サ行)の記事一覧

ロマンス手帖

ハーレクインロマンスなどの海外のロマンス小説の感想ブログ。あらすじの紹介です。多少のネタバレあり。

サンドラ・ブラウン『真夏のデイドリーム』を読んだ感想

国防省勤務のカレンと(自称)農夫のデレクのロマンス。

 

二人の出会いはジャマイカのビーチ。離婚して傷心のカレンが、おもいきって出向いた南国ビーチで二人は出合います。

 

初対面は、カレンのトップレス姿!

 

ハンサムすぎるデレクに、町の女性はもうメロメロです。どうやら二人が宿泊しているバンガローは隣同士らしい。そしてデレクはカレンを求めることを隠そうともしない・・・・

 

甘い甘いラブロマンス+シンデレラストーリー。本のあらすじ紹介にFBIとありますが、ノーサスペンスの作品です。

 

『真夏のデイドリーム』のあらすじ(ネタバレ)と感想

 

 

またもやイケメンすぎて怖いヒーローが主人公。トップレス姿のカレンに一目ぼれ。彼は自称農夫といってますが、と、ある国のシーク(プリンス)なんです。

 

いわゆる兼業シーク?

 

 

いたってアメリカンな彼の仮面の下に、高貴で品のあるしぐさや態度が垣間見れて、カレンも微妙に怪しいって感じてます。でも、離婚の傷心をかかえている彼女は「甘い情事に身を焦がしたっていいでしょ!」と、ほんのつかの間の愛に酔いしれます。

 

 

といっても、カレンもデレクに飛びついたわけではありません。ほほを染めつつ、恥じらいながら、自分の道徳のラインを思い切って超える姿が初々しい。<とデレクが感じてる

 

 

元旦那は、浮気のあげくカレンの元をさっていってるので、カレンからしたら男性が自分から立ち去るというシチュエーションが耐え難い。そこで彼女がとった行動は

 

・ジャマイカでデレクを置き去り

 

 

バケーションを途中で切り上げて、さっさとアメリカにかえってきちゃいます。さよなら言われるのはつらいから、言う側にまわるの・・・という、ちょっと自己中な理論もご愛敬!

 

 

普通にお勤めに戻り、手堅い人生になるかと思いきや、上司に呼び出され・・・デレクとの情事をとられた写真を見せつけられます。

 

 

「どうなっとるんだ?君には失望したよ・・・・」と上司からきついお叱り。カレンは何がなんだかわからない。二人とも開放的になってるので、南国プライベートビーチのアチコチでしちゃってるので、パパラッチにとられちゃったんです。

 

 

 

国防省に努めてるカレンは、プリンスにアメリカに不利になる情報ながしたんじゃないかと疑われてFBIが登場です。←FBIはここしかでてきてません!(笑)

 

 

デレクの身分がわかってから、カレンへの求愛はかなり強引。さらに甘い言葉で彼女を求めるのですが、そこはかとなくデレクにM臭がするのは私だけでしょうか・・・

 

 

これが、サンドラ・ブラウンのヒーローの魅力なのか、と考えさせられた作品です。そんな詳細にかかれていないんですが、会話の展開やデレクのしぐさが、どっかエロいセクシーなんですよ・・・考えすぎ?結構お気に入りの一冊です!

 

 

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サンドラ・ブラウン『27通のラブレター』を読んだ感想

サンドラ・ブラウン『27通のラブレター』を読んだ感想

フラワーショップ経営 未亡人カイラと不動産開発トレヴァーのロマンス。

 

カイラは未亡人。数年前、海兵隊にいた夫を爆破テロで亡くしています。シングルマザーとして幼い息子を育てており、心は愛する夫一筋。

 

そこに、偶然知り合った不動産開発を手掛けるトレヴァーに、身も心もひかれていくのですが・・・優しすぎるトレヴァーに惹かれる自分が許せない!

 

 

とにかく、トレヴァーが優しすぎて怖い。イケメンすぎて不信。でも、そこには切ない理由がありました。

 

 

なんだか読むと、ちょっぴり悲しい気持ちになる作品。ロマンスに切なさを求める方にはぜひどうぞ。

 

 

『27通のラブレター』のあらすじ(ネタバレ)と感想

 

読書後は全くさわやかではなく。かといって不快な感じでもない、ただただ、恋しさと、切なさがまじりあったような作品。。ハッピーエンドなんですけどね。

 

 

優しすぎて不信なイケメン不動産開発業者のトレヴァー。実は、彼はカイラの夫リチャードの同僚。爆破テロの生き残り。自分の代わりにリチャードが死んだと思っていて、罪悪感かかえてます。

 

 

でも、生き残ったトレヴァーは、生き残ったというだけで瀕死の状態でした。植物人間一歩手前。右目を失い現在もアイパッチ。苦しいリハビリを乗り越えなんとか普通にくらせてますが、まだ足を多少ひきずっています。順風満帆に人生やってきたイケメンの彼としては絶望のどん底でした。

 

 

このままいくとトレヴァーは車いす必須。何かの手違いで「カイラ⇒リチャード」にあてた27通のラブレターが届きます。「カイラ⇒リチャード」のラブレターに目を通すうちに、トレヴァーはカイラに惹かれるようになり、そして生きる目標になり、ただ彼女に会あってみたいという一心で、絶望的な状況から這い上がります。

 

 

 

カイラが夫リチャードにあてたラブレター。

 

「雨の日は、二人で分かち合いたいの」

「あなたに一目会えるのなら、クリスマスプレゼントは生涯いらないわ」

 

と、時には熱く、切なくつづられる手紙の言葉。

 

 

 

 

 

夫リチャードはカイラに手紙で同僚「トレヴァー」のことも伝えています。こんなモテモテの同僚がいるんだぜ!ってな具合ですね。

 

それの手紙をうけとったカイラは「なんだか嫌な人!」←とバッサリ一言。

 

というのも、そもそもトレヴァーは

  • ・イケメン
  • ・ハーバード大卒
  • ・金持ちのボンボン

 

向かうところ敵なし。なんでも手に入る。人生は、自分にお膳立てされてるパーティーのようなもの、といった感覚の持ち主だったので、女もとっかえひっかえ。ウィットにきいた下ネタをからめたギャグも一発かませれば、海兵隊のウケもよく、男にも大人気!といったモテぶり。

 

 

でも、愛する夫と遠距離+妊娠中のカイラには、そんな女道楽のすぎる夫の同僚は、危険因子!よからぬ遊びに夫につれだされると敬遠してました。

 

 

 

彼自身は、「なんだか嫌な人!」とかかれた手紙を、何度も何度も、手紙が擦り切れるほど読み返してるんですよ・・・「なんだか嫌な人!」と書かれた自分のこと!<暗い

 

 

自分の正体を明かさず、彼女にちかづき、彼女の手紙にかいてあったことを1つづつかなえていく彼。リチャードの忘れ形見のカイラの息子にも、実の子もさもあらんというくらい大切に接します。

 

 

ですが、彼自身はカイラから「嫌な人!」と思われてると知っているので、なかなかカイラに正体が言えず。明日こそは、今度こそは自分の正体をカイラに伝えようと先延ばしに。

 

 

そして、葛藤といえばカイラの側もかなりもの。愛するのはリチャードのみと心にきめていても、いつしかトレヴァーにひかれていく自分が許せない。

 

 

かなり後半まで、彼の正体はばれず。二人の会話のやりとりで、少しずつ親密になっていく様子に、ハラハラさせられますよ。

 

 

「27通のラブレター」につづられた愛の言葉の美しさにかき消されてますが、一歩まちがえば、トレヴァーはよく考えるとストーカー寸前(笑)

 

 

でも

「もしも私がおばけみたいな女だったらどうしてた?」とカイラが問うと

「自己紹介して、お悔やみを言って、金銭的な援助を申し出て、さようならだったと思うよ」

結局はカイラが好みだったのね、というオチ(*´з`)

 

 

ラブレターの使い方、会話でが絶妙。二人の距離やトレヴァーの思いの深さがビンビン伝わり、「うまい」の一言です!

 

サンドラ・ブラウン『言いだせなくて』を読んだ感想

牧師館手伝いのジェニーと石油試掘者ケージのロマンス。

 

 

ジェニーは幼いころ、両親をなくしヘンドレン夫妻に引き取られます。夫妻には二人の息子ケージとハルがいるのですが、夫婦は次男のハルを猫かわいがり。牧師という職業もあり、品行方正で優等生な次男を溺愛です。

 

一方、女ったらしでろくでなしのレッテルの長男ケージは鼻つまみもの。ひとかけらの愛情もかけられてません。

 

そんな、兄弟格差があたりまえの家族の中で、ジェニーは少女から大人に成長。夫婦の祝福をうけハルと、めでたく婚約したのですが、結婚を目の前にして、ハルは亡命者の救済のため内戦はげしいモンテネグロにいくと言い出します。

 

危険を承知でいくと言い張るハルに、捨て身でジェニーは「いかないで!」と伝えるのですが、そこにケージがからんで一波乱、いや二波乱?

 

もっぱらロマンス中心で、ハラハラドキドキは全くせず。サクッとよめる作品ですよ。

 

 

星をなくした夜』に登場したアツアツ夫婦のケージとジェニーの物語。『星をなくした夜』よりもこちらを先によむのをお勧めします。

『言い出せなくて』のあらすじ(ネタバレ)と感想

 

次男ハルは溺愛。長男は鼻つまみ。派手な車を乗り回し、女あそびに余念がない。町でも評判わるいんです。

 

でも、ケージはほんとうはジェニーに片思い中。何年も何年も、ずっと心に秘めてきています。でもヘンドレン夫妻は弟ハルを溺愛してるので、ケージは自分が割り込むすきがない。いつも、モンモンとした思いを抱えています。

 

ハルとジェニーがハッピーエンドなら、ケージもあきらめがついたでしょうが、ハルがどうやら危ない仕事に手を出すらしい。といっても、亡命者救済。

 

道徳心あついヘンドレン夫妻は、ハルの崇高な心意気に「よく決心した、さすがハル」と絶賛。でも、ジェニーとケージは、内心穏やかじゃありません。

 

 

危険を伴う行動に、ケージは弟を案じ、ジェニーは婚約者の身を案じます。やんや、やんやでもりあがるヘンドレン夫婦とハルに「反対だ!危ない!」と、二人は言い出せずじまい。

 

そこで、内線地に旅立つ前夜、ジェニーは一大決心をして、ハルを引き留めようと行動にでます。女の武器ですよ~(笑)いかないで、と彼女は大胆にも迫ります。

 

ところがどっこい、ハルはヘンドレン夫婦のご自慢の、清廉潔白な紳士!

 

 

 

ジェニーに「結婚前はいけないヨ」といって、彼女の差し出す据え膳をいただかず・・ジェニーはハルに拒否され、胸の痛みが張り裂けんほど。

 

 

彼がジェニーの部屋から出て行って、しばらくして部屋に戻ってきてくれた時には、「ああ、考え直してくれたのね」とすべてを投げ出し・・・・てしまうのですが!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、まさかの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・人違い(?)

 

 

泣きくれるジェニーを優しく包み込み、すべてを愛してくれるのはハルではなく彼の兄。という展開の出だしです。

 

 

言い出せないのは「ケージ」。彼女を抱いたといいだせなくて、彼女を愛してるといいだせなくて。弟の婚約者を奪ってしまった自分が許せない。

 

 

まぁ、言い出せないのも無理ないわな~という展開。

 

ヘンドレン夫婦のハルへの執着が気味悪い。毒親ふたりはケージにひどい言葉をなげつけます。そんな様子を何年も目の当たりにしてるジェニー。同情しつつ、彼にひかれていることを自覚し始めるのですが「あの事実」を全くしらず。

 

「ジェニーは、弟になりすまして彼女を抱いたケージを許せるのか!」が見どころの作品です。

 

 

 

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