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ダイアナ・パーマー『あの日、パリの街で』を読んだ感想

あの日、パリの街での偶然の出会い。
学校をさぼった大人になりきれていない少女と、妻をなくしたばかりの傷心の男性のロマンス。
ダイアナ作品定番の年の差カップルのロマンスです。

 
 
 

ヒロインの爽やかな性格が魅力的。
一方、ヒーローは愛する人との別れや、絶望感を漂わせ、ヒロインと対照的です。

 
 
 
鬼畜度数は、ゼロでウェットな性格のヒーロー ピアス。
亡き妻への想いと、若く純真なヒロイン ブリアンヌへの恋心に悩むピアスのうらやましい限りのロマンス。
 
 
 

   

アウェイでもペースを崩さないマイペースなヒロイン

ヒロイン ブリアンヌはごく普通の18歳。彼女の生活が裕福なものへと一変したのは、母親の再婚によるものでした。
 
 
 
突然、パリの寄宿学校に通うことになったブリアンヌ。周囲のお嬢様たちともなじめず、苦手な授業を、こっそり抜け出し、ルーブル美術館で時間を過ごしていました。
 
 
 
そんな夏のある日、美術館で、ヒーロー 建設会社社長のピアス・ハットンと出会います。以前、義父のパーティーで見かけたヒーローを覚えていました。
「奥様を、三か月前に亡くしたばかり、立ち直っていなさそう」
 
 
 
一枚の絵を見続けるヒーローに、ヒロインは声をかけます。彼がとても孤独な人に見えたからです。

 
 
 

ヒロインの若さゆえの率直さに救われたヒーロー

 
 
 

自分の自己紹介をした後に、率直にお悔みの言葉を伝えるブリアンヌ。
 
 
 
母親と再婚相手との間に、子どもができたので寄宿舎学校に追いやられたこと。
父親がなくなった時にただ肩を抱いてくれる人がほしかったこと。
 
 
 
自分と打ち解ける様子もないヒーローに、ヒロインはごく個人的な話を続けます。
 
 
 
人生に絶望しているヒーローは「知らない人に、率直な意見をいわないほうがいい」と、と釘をさし、もう十分とばかりに会話を遮ります。
美術館での一件、腹立たしく思いながらも、ヒーローはヒロインに興味を持ちます。

 
 
 

若くして心の痛みを知っているヒロイン。

 
 
 

自分が死んでしまおうかと思っていた矢先、とこからともなくなってきて、人生について説教をし、さわやかに去っていく。ひとはそれぞれ、何かの悩みを感じてるのだな、と思いヒーローは死ぬのを思止まりました。

 
 
 

ヒロインを包み守ってあげたいと思うヒーローの葛藤

ストーリーは進み、二人は再会をします。

 
 
 

ヒロインはごく普通の女の子にも拘わらず、資産家の義理の娘となりったことで自体は急変。周囲から要求されることが以前と変化をしていました。

 
 
 

傍でみているヒーローは、大人の目線で彼女のおかれた微妙な位置づけを感じ取りなんとか守ろうとします。
ヒロインは若いながらもヒロインを運命の人だと、直感していました。

 
 
 

序盤から最後まで自分の想いをヒーローに伝え続けます。

 
 
 
一方、ヒーローは前妻への罪悪感の間で揺れ動きます。彼の気持ちを十分に知りながら待つヒロインは健気の一言です。

 
 
 

こんな可愛い子に好きだといわれたら、男の人ならだれでもくらっときてしまいますよ。
その後、政略結婚、婚約者候補の謎の男性の登場で、ヒロインの操(笑 プ)がピンチになります。さらに国際的な問題へと発展なかなかエピソード満載です。
なんとか、危機を乗りきったかに思えた二人。

 
 
 

後半、ヒーロー ようやくいい雰囲気になったところで、ヒロインの名前を、前妻の名前間違えて読んでしまい、ヒロインが大激怒。
ことあるごとに前妻マルゴの想い出にひたるウェットなヒーローにさすがに、堪忍袋の緒が切れたのか?
 
 
 
(学校の先生に「先生」と呼ばずに「お母さん」と呼んでしまったくらい自然な感覚?)
中盤から駆け足な展開でしたが、こんなカップルもありかな、と楽しめたロマンスです。