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ダイアナ・パーマー『悲しみをとめて』<テキサスの恋 7>を読んだ感想

テキサスの恋7作目。
どこか影のあるトレメイン家の次男ハーデンがヒーローです。
偶然、出張先のホテルでヒロインのミランダと出会いました。彼女は、先日夫を亡くしたばかり。訳ありの二人同志のロマンスが、トレメイン家兄弟に助けられどのように発展するのか目が離せない作品。

 

ぽっちゃり女子が、モテモテなのですが、この作品、その逆いってます。

 

 

前作までの簡単なあらすじ

トレメイン家は男ばかりの4人兄弟。ジェイコブズビルで母親と一緒に牧場の経営をしています。
4人兄弟で、次男ハーデンだけが父親が違います。母親は、長男エバンが幼いころ別の男性と恋に落ち、家出。その時、身ごもったのがハーデンでした。
その後、その男性は亡くなり、母親はトレメイン家に戻りました。
ハーデンは、トレメイン家に養子として迎えられ、その後何事もなかったように暮らしました。しかし、ハーデンは妻子ある身で他の男性に身を任せた母親を許せませんでした。

 

 

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序盤のあらすじを簡単にまとめました

舞台は、シカゴ。
ハーデンは出張で訪れたシカゴで、ある女性と知り合いました。ほっそりとした美しいカクテルドレスに包まれた女性。
ミランダと名乗る女性は、悲しみにくれていました。
彼女は、三週間前、車のスリップ事故で、夫と、お腹の中にいた赤ちゃんをなくしていました。
シカゴ川にかかる橋の上から身を投げ出そうにしている。ハーデンは、そう思い彼女を引きとめます。
毎日がつらくて、何も食べられず、眠れない。気持ちが明るくなるかと思い、職場のパーティーに誘われてでたものの、悲しみは癒されないミランダ。

 

 

このまま、彼女を一人にはできない。そう考えたハーデンは、自分が宿泊しているホテルに連れ帰り、空いている部屋に泊まらせました。
見ず知らずの男性の所で、泊まることになったミランダですが、あの事故以来、はじめて安らかに眠れたのでした。

 

■感想です

トレメイン家次男ハーデン。兄、弟ともに明るいノリなのですが、彼だけどこか雰囲気に影があります。
前作では、長男エバンと険悪な印象でしたが、なかなか、エバンとは仲が良いようですよ。出生のいきさつもありますが、兄弟たちも、母親も、そして養父も、ハーデンを家族として受け入れ温かく接しています。
にも拘わらず、一人だけこだわっているハーデン。
面倒な匂いがプンプンです。
一方、ヒロイン ミランダほっそりとした美しい女性なのですが、もともとは近眼メガネっ子。美容スクールに通い、メイクを習い、コンタクトレンズデビューしたら、男性と知り合いスピード婚。そして、スピード妊娠。
婚活頑張ったら、たまたま、うまく成功しちゃったケースなのかな。そして、相手を見る目がなかったという不運が重なります。
ブロンドグラマー美女が好きな元夫から、短い結婚生活で、心無い発言をされ、女性として自信のない彼女。
黒髪でやせ型のミランダはスタイルがよくないと気にして、パットをいれたり、セクシーな衣装をきたりとハーデンに涙ぐましい努力をします。健気だな~。

 
ですが、早すぎませんか。旦那さんと、お腹の子供をなくて、三週間ですよ~。しかも、ミランダ運転の車で事故ですよ。私的にはちょっと抵抗ありました。
ま、ロマンス小説なので、そこは目をつむって・・・
ちょっと独りよがり的なヒーローですが、家族仲は(彼以外は)円満のようで、何かにつれ兄のエバンが絡んできます。気の良いお兄さん、といった役回りなのですが、時には余計なお世話も。女嫌いの弟が、ミランダと一緒の所を目撃し、知らない例の事を教えてやろうか、と持ち掛けます。なんだ、なんだ?

 

本当に、お節介ですよね。
最後、自分自身が本当の恋をしたハーデンは、母親の過去を受け入れます。日に日に自分が愛した男性とそっくりになっていく。ハーデンを見つめる母。息子から疎まれ、憎まれつづける毎日、つらい思いを察すると、可哀想でなりません。
充分に報いはうけたのではないでしょうか。
ハーデンが母と和解のシーンは、ちょっとイイ話ですよ。

◆テキサスの恋の次作は◆
トレメイン家 長男のエバンのロマンスです。
気のいい兄さん役の彼がロマンスの当事者になると豹変です。

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