リンダ・ハワードのマッケンジー一家シリーズの情報をまとめました。再読をする方や初見の方の読む順番の参考にどうぞ。
リンダ・ハワード『マッケンジー一家シリーズ』を初めて読む方へ
リンダ・ハワードのマッケンジー一家シリーズ。少し前に、シリーズが全Kindle化(電子書籍化)され、人気が再燃しつつあります。
シリーズ最初の「マッケンジーの山」が出版されたのは、1989年出版。なんと、30年近く前で、私がJK(ぷ)だった頃の作品!でも今よんでも胸アツです。
マッケンジー一家シリーズは、その名の通り「マッケンジーさん家」のお話です。ただ、一人につき1ロマンスではなくて、何故かロマンス飛ばされてる?(失礼)息子もいます。
えっと、家族関係は以下のとおり。
うろ覚えですみません。確か、次男・三男が、ロマンス飛ばしだったような。
- 父親:ウルフ
- 母親:メアリー
- 長男:ジョー
- 次男:マイケル←飛ばし?
- 三男:ジョッシュ←飛ばし?
- 四男:ゼイン
- 五男:チャンス
- 長女:メアリス
次男マイケルは牧畜農場経営で、三男ジョッシュは海軍パイロットでしたが、怪我で転職して、現在 民間航空会社にお勤め。ここまで詳細設定なら、シリーズ追加で出して欲しかった 。もう無理?無理?(´ε`;)ウーン…
長男のジョーだけ母親が違います。
全員、男達は「釘を朝飯に食べそうなくらい」な厳つい感じの男達で(笑)、ママとメアリスをメッチャ大切にしています。マッケンジーは男系なので、女子がうまれるとこよなく大切にするそうな。
シリーズ最初は、ウルフ@パパのロマンスから。
ウルフはアメリカ・インディアンの血を引く男性。ひっそり山頂近くで、ウマの調教をして生活しており、息子ジョーを男手一つで育ててるシングルファーザーです。奥さんはなくなっていましてね、ひっそり、ひっそり生活してるんですよ。
で、ジョーの通っている高校に「メアリー」が高校教師として赴任してきてですね、
「マッケンジー君、なんで学校来ないの?」
「メッチャ、優秀なのに将来がもったいない!」
と、考えるのですが、同僚やその他の周囲の人達は、教育指導にイマイチ乗り気じゃないんです。
で、メアリーが
「これじゃあかん!」と、マッケンジーマウンテンに家庭訪問するところからスタート。
でも実際はメアリーがどんなに熱心でも、ウルフはジョーの教育方針や進路に対してかたくなで。「どうせ」って、やさぐれちゃってます。
ウルフ一家、ほぼ町で村八分なんです(´;ω;`)
「あいつら一家に関わるな」ってね。ウルフの孤独たるや、すさまじくて。
で、そんなウルフ@パパとメアリーが惹かれあい、色々あって、子供がうまれ(笑)、その子供達がさらにイケメンに育ち!ラブロマンスを繰り広げるというストーリーです。
ということを踏まえ、「マッケンジー一家シリーズは」こーんな人にお勧め
- サクッと読める短いロマンス
- 短いけどギュッと濃縮したエッセンス
- ロマサス要素ある作品も
えっと、ロマンス小説としては、短いストーリーです。MIRA文庫・ハーレクイン系だからかな?サクッとよめて、次、次、とテンポよくよめます。でも、ストーリーとしては読み応えがありますよ。紅一点のメアリスのロマンスは短編ですし。
ただ、シリーズ通して「テーマ」みたいなのがあるかって言うと、そうでもなくって。比較的軽めでコンパクト。
なので、
- ・本格的なロマサスを伏線がっつり
- ・ボリュームのあるストーリーが好き
- ・シリーズ通した世界観があるロマンスが好き
- ・随所随所の細かい設定が気になる(それってありえんみたいな)
っていう方には、向かないかもです。二見書房さんからのリンダ・ハワードの出版作品をイメージしてると、マッケンジーシリーズは、ちょっと物足りないかなぁ。
あと、好き嫌いが作品によって出てますね。口コミみると。
個人的には、ダントツ1作目の「マッケンジーの山」が好き。でも、好きなキャラは「長男のジョー」。養子入りした五男のチャンスのストーリーも好きです。養父のウルフがチャンスにかけるセリフに泣きました (´ε`;)
口コミなどで、評判がいいのは、四男のゼインのストーリーです。これも結構、割れますね。
と、まぁ、いろいろ好みが分かれますが。
長ーくロマンス愛好家の方達から愛されている作品。電子書籍化をきっかけに、初見の方にも、ご一読いただければ、と思い紹介させてもらいました。
1作目を先によめば、あとはほぼ同不順でもストーリーは愉しめます。念のため、順番を紹介しますので、参考になさってくださいね^^
【1】マッケンジーの山
ウルフとメアリーのロマンス。ちょっと野暮ったい感じの高校教師メアリー。とっても教育熱心で、情熱的。信念もって行動してるので、内面からにじみ出る美しさにウルフもメロメロ。
【2】熱い闇
長男ジョーと研究者のキャロラインのロマンス。空軍にはいって、出世コースまっしぐらのジョー。1作目では、あんなにおぼこい感じだったのに・・・。とギャップ萌えする作品。ジョーの男の臭いがダダ漏れで、私、倒れそう。
【3】愛は命がけ
ギリシア大使の娘ベアリーと、四男ゼインのロマンス。兄弟の中でも、無口で陰気なキャラ設定。成長し SEALsになりました。おめでとー。
個人的には、彼の転職回数や職種が気になります(笑)
【4】危険な駆け引き
チャーター機パイロットのチャンスとサニーのロマンス。
チャンスのチャーター機パイロットは、表の顔。世界的テロリストの娘、サニーと接触をとるため、身分を偽ってます。チャンスは、もちろん政府系の秘密のお仕事ね。
ウルフが最後、彼にかける言葉に涙ほろり。愛は命がけ読んでからの方が面白いかなー。
【5】マッケンジーの娘
こちら、サクッと短編。紅一点メアリスのロマンス。
えっと、ネタバレしちゃうとですね。メアリスのお相手は、カウボーイを気取った潜入捜査官なんですよ。で、ウマ関係の仕事してるメアリスと知り合って、一夜を過ごすんですが。
なんとなーくメアリスは、相手がただ者じゃないって気がついていて笑えます。お兄ちゃん達と同じ臭いをしていたのと、グレーのボクサーパンツをはいていたから、っていうのが理由。
だって、ウマ系の仕事してたら、そんなシャレオツなパンツはかないよ、っていう鋭い洞察感の持ち主!
最後、二人が結ばれて、彼氏がマッケンジー一家にご挨拶に行った時に、パパ&兄たちが、勢揃いして、彼氏が内心ガクブルになってるのが笑えます・・・。
さいごに
マッケンジー一家みたいに、ハーレクイーンの昔からの名作って、絶版になるとなかなか手に入りませんでした(´;ω;`)
電子書籍化して、気軽によめるようになって本当にうれしい限り!
ってこともあって、調子にのって、名作のシリーズ物って次々読んじゃってます。感想がおいつかなくて申し訳ない。ひとまず、よむ順番や概要をまとめた記事をつくりました^^
読む順番が、パッとわかるようになってますので、活用ください。
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