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アニー・バロウズ『伯爵からの招待状』を読んだ感想

家庭教師の就職が決まってるヘレンとブリッジミア卿@伯爵のロマンス。

 

ヘレンは幼い頃、両親がなくなり、独身の叔母に引き取られ何不自由なく育ちます。叔母は、それなりにお金もってたんですが、ここ数年でお金を預けていた銀行が破綻して大ピンチ。

 

叔母の一族の長にあたる、ブリッジミア卿になんとかかけあって、叔母を助けてもらえたら、とヘレンは考えます。

 

そんな事とはつゆしらないブリッジミア卿は、「金の無心?」と、結構シビア。

 

徐々に、折りにふれヘレンの生真面目な性格をしり、飾らない行動に惹かれはじめますが、何かと慣れないので、アプローチ一つもつたなくて。

 

女慣れしていない伯爵が初々しく、なんとかヘレンにふりむいて欲しい、心の内がけなげ。すれてないヒーローがお好きな方はぜひどうぞ^^

 

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『伯爵からの招待状』のあらすじ感想&結末ネタバレ

一族の長にあたるブリッジミア卿は、それはそれはお金持ちなんですがね。

 

彼の周りには、お金目当ての人達がわんさかくるんで、ちょい面倒で、クリスマスの時に親戚一同をあつめて、年に一度だけクリスマスの願いを叶える方式ってことで、「嘆願?」を聞くことにしてるんです。

 

 

ヘレンの叔母は、大分まえからお金に困ってるんですが、なかなか親戚を頼れず。ただただお金が減るばかり。ある程度の資産を盛ってたんですが、金融運用に失敗しちゃってね。

 

 

血縁の人達に会うと「独身つらぬいてるからほれみたことか!」って言われるのが嫌で、誰にも頼れず。ひきとったヘレンとひっそり暮らしていたわけですよ。

 

でも、ヘレンは、「これじゃ、オバサマの老後があやうい」と感じ、少なくとも安心して住める場所くらいはなんとかしてもらえないか・・・・と、クリスマスの場所の嘆願の場で掛け合おうと考える訳です。
自分はクリスマスあけたら、就職先もきまってるんで、別に全然いいんですけど。でも、伯爵はそんな風には思わないわけですよ。

 

 

だって、誰も彼もが「これしてくれ」「あれしてくれ」って、クレクレちゃん、ばっかりですからね。どうせ、ヘレンだって、そうなんだろ?って、ちょっとひねちゃってます

 

 

が、オバサマ一辺倒のヘレン。自分のことは全部後回しなんですよね。小さい頃にメッチャ世話になってるから恩がある。

 

そうなると、逆に伯爵は「ん?この私が、なんでも力になるっていってるのに??」と戸惑う始末(笑)もう、最後の方には「ヘレンの力になってあげたいの!」って心の内でだだこねてます。

 

さらに、心優しい彼女が、クリスマスあけたら働きに出るとしり大慌て!

 

 

「もう、あえないか~もしれない~」←菊池桃子の心境。

 

伯爵たる自分と、どこぞの家の家庭教師じゃ、釣り合いとれず、ほぼ二度と会えないですものね。

 

ここからの伯爵に思考が・・・ウブイ。

 

ヘレンを助ける名目(?)で結婚を申し出てみたり?(ハーレクインあるある)

 

「好きだよ」の一言で、YESの返事がもらえることには気がつけず、あれこれ、試行錯誤をするわけです。後半、村人達の協力をえながら、ヘレンにアプローチしていく様がぎこちないですが、微笑ましいです。

 

すれてないヒーローがお好きな方は是非!全然、まったくチャラくないです!

 

伯爵からの招待状

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↓こちらコミックス。。原作だと、もっとこうもっさい?イメージだったんですが・・・結構色男系ですね。ますます萌える?

伯爵からの招待状

伯爵からの招待状

[著]もとなおこ [原作]アニー・バロウズ

 

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